一体なぜ? 日本代表では輝けなかったJリーグの名手(6)Jリーグは100得点! 代表では2得点…
チームが違えば求められる役割も変わるもので、所属クラブで圧倒的な存在感を放ったとしても、サッカー日本代表で同様の活躍ができるとは決して限らない。今回は、Jリーグクラブでレジェンド級の選手になりながらも、日本代表で輝けなかった名手をピックアップして紹介する。
FW:播戸竜二(ばんど・りゅうじ) 生年月日:1979年8月2日 Jリーグ通算成績:396試合109得点 日本代表成績:7試合2得点 高校卒業後の1998年にガンバ大阪に加入してプロとしてのキャリアを始めた播戸竜二は、2000年に期限付き移籍で加入していたコンサドーレ札幌でJ2リーグ30試合に出場して15得点を挙げて評価を高めた。ヴィッセル神戸に在籍していた2004年には、J1で17得点を記録してさらに注目の存在になっている。 播戸が初めて日本代表に招集されたのは、2006年のことだった。このシーズンにガンバ大阪に復帰した播戸は、J1で16ゴールを挙げており、10月にイビチャ・オシム監督率いる代表から呼ばれている。ガーナ代表戦に途中出場してデビューを飾ると、同月のインド代表戦で先発起用され、いきなり2得点を挙げた。 しかし、当時の日本代表には高原直泰や巻誠一郎、佐藤寿人といったFWがおり、この序列を変えることはできなかった。2007シーズンはガンバ大阪での得点ペースが落ち、アピール継続に苦しんでいる。同年11月にオシム監督が体調不良で指揮官が岡田武史監督にかわったあとは、2008年2月のEAFF E-1サッカー選手権に呼ばれたものの、これを最後に日本代表から遠ざかった。
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