ユナイテッドのすべてを叩き直す! ラトクリフ新オーナー、練習場とIT部門にダメ出し「恥ずべき状態」
視察して回ったようだ
現在プレミアリーグ6位と、成績が振るわないマンチェスター・ユナイテッド。昨季の3位という成績を受け、開幕前は優勝候補に推す声もあがっていたが、期待はずれのシーズンとなってしまった。 今季、株式の一部を取得し新共同オーナーとなったイネオス社のサー・ジム・ラトクリフ氏は、かつての威光を取り戻すべく積極的なクラブの改革に乗り出している。本拠地オールド・トラッフォードには大規模な改修計画があり、チームは一部の若手を除いて、大多数のメンバーに入れ替えの可能性があるという。 ユナイテッドのさまざまな部門を見て回ったラトクリフ氏は、他にもクラブ内部に改善の余地を感じているようだ。英『Mirror』などが伝えたところによると、それはキャリントン練習場とIT部門だという。 「いくつかの施設を楽しく見学させていただいた。残念ながら、私は多くの場所で乱雑な状態を目にした。特にIT部門は率直に言って恥ずべき状態であり、U-18やU-23のドレッシングルームもそれほど良いと感じなかった」 「これらの基準は、イネオスが期待するものには及ばない。当社は化学の会社で、マンチェスター・ユナイテッドはエリートスポーツ組織だ。これらは多くの点では小さなことだが、組織が基準と規律を持たない限り、成功はやってこない」 ラトクリフ氏はメールで、スタッフにこのように伝えたという。『The Athletic』はラトクリフ氏がユナイテッドの在宅勤務文化に終止符を打ち、オフィスへ戻ることを要請したと報じたが、同氏はIT部門の勤務形態にも疑問を持ったようだ。また、練習場の乱雑さには落胆したようで、「今後、あらゆる場所で適切な清掃基準が作られれば嬉しい」と同氏は語っている。 あらゆる面で変革を促す新オーナー。来季は生まれ変わったユナイテッドの姿を見ることになるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部
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