iPhoneだけでAI画像生成できる、Apple IntelligenceのImage Playgroundが使えるiOS 18.2で、ChatGPTとSiriの統合を試してみた(CloseBox)
Apple Intelligenceはまだ日本語では使えませんが、英語モードにすれば利用可能です。本日アップデートされたiOS 18.2ではChatGPTとの統合に加え、待望のAI画像生成機能「Image Playground」が追加されました。その機能を試してみます。 【この記事の他の写真を見る】 なお、OpenAIの12日間の発表、Day 5はApple IntelligenceにおけるChatGPTの統合の話(サム・アルトマン付き)でした。これに合わせたのですね。 実際に試してみます。 iOSは英語モードにしてあります。Apple Intelligenceを利用可能にすると、Settings(設定)の中のApple Intelligence & Siriの中に、Extensionsという項目があり、そこにChatGPTがあります。 ここで細かい設定が可能。 ChatGPTアカウントを作っていなくてもその機能は使えます。ただし、1日あたりの使用量制限はあります。 PlusやProのアカウントを持っていれば、そちらを使うことで、さらに高度な使い方が可能。 SiriとChatGPTとの統合はシームレスに行われます。現在のApple IntelligenceにはできないけどChatGPTにはできることについては、ChatGPTにやらせていいかどうかを聞いてきます。 例えばイラスト生成。日本人美少女のイラストを描いてくれというリクエストには、Apple Intelligence単独では応えられず、ChatGPTに答えさせるか、Webを検索するかの二択となります。 Use ChatGPTのボタンを押すと、ChatGPTが生成。 この画像は写真ライブラリに保存できます。 最初からChatGPTにやらせたい時には、「Siri, ask ChatGPT to ~」という依頼をします。まどろっこしいですが、確実。 現在のApple Intelligenceは英語しか使えませんが、ChatGPTを介せば日本語も利用できます。 例えば、日本語の文章を作らせたい場合には、「Siri, ask ChatGPT to write ~ in Japanese」と指令すればいいのです。 例えば失恋についての歌詞を日本語で書かせて、それをSunoで曲にするということもできます。 先ほど生成したイラストをサムネにしてムービーにしてみました。 Apple Intelligenceで日本語を使う抜け道はある、ということですね。もちろんローカルでの生成ではないのですが。 では、日本語を使わなくても楽しめる機能がiOS 18.2では追加されました。Image Playgroundです。 とても優れたユーザーインタフェースでできていて、プロンプトなしでも十分に遊ぶことができます。 特に良いのは、写真ライブラリで自分を含めた頻出人物別のイラストを描けること。 例えば松尾公也、松尾敏子といった自分・家族のアイコンをクリックするだけで、アニメ調、イラスト調の画像がすぐに生成できます。これはネットに繋がなくても、iPhoneの中で生成されます。 ネットがつながっていない状態でも無限に遊べる、まさにPlaygroundです。 人物に紐づいた画像生成だけでなく、個別の写真をもとにした生成もできます。人は場合によってかなり顔が変わるので、より楽しめるというわけです。 写真とキーワードを組み合わせた生成もできます。 Image Playgroundで生成されたアニメイラストをSoraでムービーにしてみました。ディズニーっぽくてなかなか良いです。
TechnoEdge 松尾公也