松本城、緑色に染まる 安全衛生のシンボルカラー 「全国安全週間」に合わせ
国宝松本城(松本市)が5日、安全衛生のシンボルカラーの緑色にライトアップされた。労働災害防止を推進する「全国安全週間」(1~7日)に合わせ、松本労働基準監督署と松本労働基準協会(ともに同市)が企画。観光客らが緑色に染まった天守に見入った。 【写真】水面に映る緑色にライトアップされた松本城 松本労基署管内では今年1~5月に休業4日以上の労災に遭った人は126人。前年同時期より2人少ないが、前年同時期にはいなかった死者が1人いるという。鎌倉博史安全衛生課長(44)は「緑色に深く染まるお城を見て、災害ゼロへの思いも深めてほしい」と期待していた。 神奈川県厚木市から観光で訪れた小松勉さん(74)は緑色の松本城は印象的とし、「働き方改革などが進む中でも安全への注意は欠かせない。考える良いきっかけとなった」と話していた。