【プレイバック2024】甲子園で「大社旋風」新ヒーロー・ヒロイン誕生!野球界のレジェンド惜別の引退
2024年も残すところ10日ほどとなりました。様々な分野で新たなヒト・モノ・スポットが誕生した2024年をシリーズで振り返ります。1回目は「スポーツ」。2024年も新しいヒーローやヒロインが誕生しました。 【バスケットボール・島根スサノオマジック】 2023-24シーズンは、悔しい1年に…。島根スサノオマジックは3年連続のCS進出を逃した。さらにシーズン終了後は2季連続得点王のペリン・ビュフォードが退団…。新体制で臨む2024-25シーズンこそリーグ制覇を!悲願の優勝へ向けて大型補強を敢行したチームは、序盤から首位争いを展開、12月20日時点で2位につけている。 2010年に島根県内唯一のプロスポーツチームとして「誕生」したスサノオマジック。新たな神話誕生へ、悲願のB1制覇を目指す。 【パリ・オリンピック】 山陰勢も躍動したパリオリンピック。浜田市出身の三浦龍司選手が、陸上の男子3000m障害で8位、東京大会に続いて2大会連続の入賞を果たした。 浜田市出身・三浦龍司選手: 結果自体はすごく悔しいですけど、自分の中でレベルアップしていって、その中で手応えを一つ一つ掴んでいけるレースや大会を増やしていきたい。 男子テニスの錦織圭選手は(松江市出身)、けがを乗り越え5大会連続のオリンピック出場を果たしました。柴原瑛菜選手との男女混合ダブルスではベスト8入りを果たし、世界の大舞台に錦織圭スマイルが戻ってきました。 一方、水泳・女子板飛び込みに東京から2大会連続で出場した米子市出身の三上紗也可選手。今度こそメダルをと意気込みましたが、痛恨のミスが出て、28人中21位… まさかの予選敗退に終わりました。 米子市出身・三上紗也可選手: 自分の悪いところが全部出ちゃったなって思う試合でした。今後は…ちょっと考えたいなって。 失意の三上選手だったが、地元に戻り出場報告すると意欲が蘇り、再起を誓った。 米子市出身・三上紗也可選手: ロサンゼルスオリンピックまで目指して、その道は厳しいものになるというのは本当に自覚しているんですけど、それでも諦めずに、自分の目標を達成するために、皆さんの期待にこたえるために頑張りたいと思います。 【パリ・パラリンピック】 五輪の後に開催されたパリ・パラリンピックでは、男子車いすテニスに出場した出雲市出身の三上拓也選手が、山陰勢としては悲願のメダルを獲得した。 小田凱人選手と組んだ男子ダブルスで準優勝!自身4度目のパラリンピックで初のメダル獲得となった。 三木拓也選手: 2人で金メダルを取ろうと目指していたので、今は悔しい気持ちのほうが大きい。パラリンピックというプレッシャーの中でどうプレーするかという経験値の差だけだったと思うので、次につなげて頑張っていきたい。 パリの舞台で奮闘する三木選手を地元出雲市からも声援。 高校時代に指導していたコーチ: 最後までやりきってくれたので、おめでとうって言ってあげたい。 出雲高校の生徒: 今日の力強いプレイで勇気づけられたので、これから学校生活頑張りたい。 遠く出雲に力を送っていた。 【ねんりんピック鳥取】 10月に鳥取県で開催された「ねんりんピック」。シニア世代のスポーツの祭典は初の鳥取開催となった。 ボウリングへの出場選手: 和気あいあいと楽しんでいます。交流がやっぱりいいので、全国大会は最高です。 期間中は約1万5000人のシニア世代が、全国の仲間と交流深めた。 【大相撲】 鳥取ゆかりの力士が快挙を達成した。祖父が倉吉市出身で先代から四股名を引き継いだ大関の「琴櫻」が、11月の九州場所で優勝を果たした! 大関・琴櫻: 賜杯をいただいた時も本当に嬉しかったですし、あの瞬間を何度も小さい頃から見てきて、こうなりたいなと思ってやってきたので、よかったなと思える瞬間ではあったかなと思います。 先代のような偉大な「横綱」誕生となるか…。 大関・琴櫻:綱取りに向けて もうやるしかないですから。先代が夢に出てきて怒られないように、『そんなんじゃ上がれないぞ』って言われないように気を付けます。 【野球界】 プロ野球では、レジェンドたちが引退…。巨人の梶谷隆幸選手(松江市出身)が現役引退発表した。 梶谷隆幸選手:(引退会見) ひざの状態が思わしくなくて、なかなかうまくいかないのが続いていて、これ以上は…という気持ちでした。すばらしい仲間に出会えて、本当に一生の財産を得たと思っています。 そしてソフトバンク・ホークスの和田毅投手(出雲市出身)も現役引退を発表した。 和田 毅投手: どんどん体がボロボロになっているというのは、シーズンの最後の方は投げながら感じていた。悔いのないというか、やり残したことのない野球人生だと自分では思っている。 島根が生んだ球界のスター選手が、惜しまれながらユニフォームを脱いだ。 【夏の甲子園】 野球といえば、2024年を振り返る上で欠かせないのが、夏の甲子園で巻き起こった「大社旋風」。全員野球で全国の強豪を次々と破り、ベスト8進出。 大社高校・石飛文太監督: ニューヒーローが誕生しました。 大社フィーバーで地元も一つに、市民がナインの快進撃に酔いしれるとともに、遠征費などを賄うクラウドファンディングなどにも協力し故郷のチームを支えた。またアルプススタンドの応援も話題になった。 石原勇翔主将: 「サウスポー」の応援の時は、アルプスが全員同じ動きをしていて綺麗に見えたというか、そこから一杯力をもらえたので、本当にすごいなと思いました。応援していただいたことに感謝したいなと思いました。 石原勇翔主将: 甲子園、最高! 山陰のスポーツ界、2025年もニューヒーロー誕生に期待だ。
山陰中央テレビ