結婚を約束した彼氏に200万円以上の借金があると分かりました。高級時計の購入やギャンブルによるものらしいですが、結婚はやめたほうがいいですか?
結婚を約束したことをきっかけに、今まで知らなかったパートナーの借金が発覚し、このまま結婚するかどうか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に、その借金が浪費によるものであれば、パートナーの金銭感覚や責任感に疑問を抱くのは自然なことです。 本記事では、借金のあるパートナーとの結婚についてどう対処すべきかと、結婚前に確認すべきポイントや借金問題の解決策について解説します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
借金があるパートナーと結婚したらどうなる?
借金があるパートナーと結婚した場合、以下のような問題が起こることが考えられます。 ・金銭面で頻繁にけんかする ・パートナーの金銭トラブルに巻き込まれる ・人生設計に影響がある 借金の返済と日々の生活に追われ、お金のことばかり考えなければならなくなるため、お互いにイライラしやすくなります。そのため、日常的にけんかが絶えないといった夫婦間トラブルが発生し、コミュニケーションが取れなくなることで、離婚に発展するケースも多くみられます。 裁判所の「司法統計」によると、婚姻関係事件における夫婦それぞれの動機は図表1のとおりとなっています。 図表1
裁判所「司法統計 家事 令和2年度 第19表 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別」より筆者作成 金銭トラブルにつながる動機には、「酒の飲みすぎ」や「浪費」があります。。
借金の理由や返済状況を確認する
パートナーに借金が発覚した場合、借金の理由や現在の返済状況の確認も重要です。 例えば、大学や専門学校などの奨学金といった必要な借金であれば問題はないと考えられます。しかし、高級車やブランド品の購入、ギャンブルへの投資などが原因の場合には、結婚後にも同じように浪費する恐れがあり、注意が必要です。 また、借金の返済が滞っている場合も注意しましょう。借金の返済が進んでいない、返済のめどがたっていないなどの場合、結婚後の生活に大きな影響を及ぼします。 さらに、自分の生活と借金の返済を両立できているかも重要です。借金の返済はしていても、光熱費や家賃、通信費といった生活費を滞納していると、結婚後の生活費をパートナーの分までカバーしなければならないリスクが考えられます。