「王道には王道の良さがある。しかし少しヒネリが欲しい。そういう意味で、キングマイダスは非対称なデザインがキャッチーです。そして価格が高騰し過ぎていない」

ファッション業界の時計好きたちが現在愛用している一生ものを公開。ファッションキュレーター・小木“POGGY”基史は何を選ぶ？ 【写真を見る】カルティエのサントス ラウンドなど、愛用の一生もの時計を公開！

ロレックスのキングマイダスを選んだ理由は？「王道でありながらヒネリのポイントも完備」

以前からジェラルド・ジェンタ作品に興味があった小木“POGGY”基史。 「個性的でありつつ、品があるところがジェンタの魅力です。でも、どれも高額なのですが」 クレドールのロコモティブも所有しているが、一生ものとなると2022年に購入したロレックス チェリーニのキングマイダスだと言い切る。 「王道には王道の良さがある。しかし少しヒネリが欲しい。そういう意味で、キングマイダスは非対称なデザインがキャッチーです。そして価格が高騰し過ぎていない。ドレス時計ゆえにジャケットスタイルにも使えるし、特殊形状の革ベルトは江口時計店が作ってくれるので、一生愛用できます（笑）」

新作時計から選んだ次の一生もの候補

CARTIER タンク ルイ カルティエ 18KYGケース× アリゲーターストラップ、 手巻き、縦33.7mm×横25.5mm。¥1,980,000 by CARTIER（カルティエ カスタマー サービスセンター） 小木“POGGY”基史 1997年、ユナイテッドアロ ーズに入社。2018年に独立。現在は、ファッションキュレーターとして多方面で活動中。2023年の「BoF 500」にも選出された。 PHOTOGRAPHS BY AKIRA YAMADA WORDS BY TSUYOSHI HASEGAWA