福井県美浜のお宝、児童がPR くぼ丸なすやジビエ料理
JR美浜駅から福井県美浜町生涯学習センターなびあすまでのエリア「にぎわいゾーン」の活性化を図る町の「みはまシナプスプロジェクト」の催しが11月3日、同ゾーンで始まった。同町内3小学校の合同探究「ふるさと美浜元気プロジェクト」の成果発表やキッチンカー出店があり、親子連れらでにぎわった。 3校の児童は総合の授業で「美浜のお宝」「美浜の福祉」「美浜の頑張っている人」をテーマに探究に取り組んでいる。 美浜西小5年は、美浜の伝統野菜「くぼ丸なす」をPR。テニスボールほどの大きさのナスで、しゃきしゃきとした食感などの特徴や、ナスを使ったカレーの作り方を書いた自作のパンフレットを来場者に配布した。今後の探究に生かそうと、くぼ丸なすの認知度に関するアンケートも行った。 美浜中央小5年は、獣肉加工施設「BON1029」など、町内の自慢を書いたパンフレットを来場者に配ったほか、鹿肉のソーセージやコンフィを提供しジビエ料理をPR。 両校の3年生は祭りや施設など校区内の新たなお宝を発見しようと、来場者への取材に挑戦。4年生は、手話や障害者スポーツの体験ができるブースを設けた。美浜西小3年の児童は「インタビューするのは緊張したけど、楽しかった。自分が知らない美浜のお宝を聞けてよかった」と話した。 美浜東小3年は、河童(かっぱ)踊りや美(うま)し野(の)公園、ブドウ園など、校区内の"お宝"の写真や位置を載せた地図を展示した。 なびあすでは「なびあすアートフェスタ」(10日まで)のステージ発表や、体験などの文化交流イベントも開かれている。