『ソニック × シャドウ』渋谷スクランブル交差点は実写&VFXで再現!日本チームも協力【監督インタビュー】
映画『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』(全国公開中)を手がけたジェフ・ファウラー監督がリモートインタビューに応じ、舞台となる東京の描写や、シリーズの今後について語った。 【動画】引退宣言の真相は…『ソニック × シャドウ』ジム・キャリー本人を直撃! 本作は、株式会社セガの人気キャラクター、ソニック・ザ・ヘッジホッグを実写とCGIのハイブリッドで映画化した『ソニック・ザ・ムービー』シリーズ第3弾。ソニック(声:ベン・シュワルツ)、テイルス(声:コリーン・オショーネシー)、ナックルズ(声:イドリス・エルバ)で構成された“チームソニック”の前に、長い眠りから目覚めた謎のダークヒーロー・シャドウ(声:キアヌ・リーヴス)が立ちはだかる。
東京湾沿岸に浮かぶ孤島に幽閉されていたシャドウは、施設を飛び出した後、渋谷スクランブル交差点でソニックたちと対峙する。ファウラー監督曰く、劇中に登場する渋谷の街並みは日本のチームと連携しながら、実写とVFXを組み合わせて再現したという。
「スクランブル交差点は、アスファルトをロンドンのパインウッドスタジオで実際に再現して、そこに雨を降らせて、歩行者やシャドウが歩くカットを撮影しました。さらに燃えている装甲車も設置して、映画に必要な素材を一通り撮影しています。長い時間をかけて、デジタル技術で背景を製作しました。日本のチームにも素材を送り、参考となる映像を撮ってくれたり、VFX製作に役立つ資料をたくさん提供してくれました。実写とデジタルの融合によって、渋谷の景色は素晴らしい仕上がりになっていると思います。全てVFXチームのおかげです」
シリーズでは毎回、次回作の展開を匂わせる“おまけシーン”が盛り込まれている。本作のキーマンであるシャドウも、前作『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』のラストで登場が示唆されていた。これは、「映画の最後に新キャラクターの登場を匂わせることが好きなんです」と語るファウラー監督のこだわりだという。 「今後の物語にどんな要素を加えたいかによって、特定のキャラクターを意図的に登場させています。シャドウは本作で魅力的な物語を語りたかったので、前作のラストで登場を匂わせていました」とファウラー監督。すでに米パラマウントは、シリーズ第4弾(2027年春全米公開予定)の企画を準備しており、ファウラー監督も「具体的なキャラクター名は伏せますが、本作の最後に登場するキャラクターは、私たちが次に語る物語の最大のヒントになっています」と期待をあおった。(取材・文:編集部・倉本拓弥)