【ロッテ】上田希由翔、本拠初適時打「恩返しできた」両親も球場で応援、父の日に勝利プレゼント
<日本生命セ・パ交流戦:ロッテ7-2中日>◇16日◇ZOZOマリン ロッテの上田希由翔内野手(22)がプロ初となるZOZOマリンでタイムリーを放った。 1点ビハインドの2回1死一、三塁。明大の先輩、中日・柳から同点に追いつく右中間適時二塁打を放ち、プロ初の本拠地での適時打となった。「試合前に(岡)大海さんと『先輩打とうぜ』みたいな話しになっていたけど、打席に入ったときには気にせず、1本出したい気持ちで入っていたので、いい形になってよかった」と明大コンビが存在感を示した。吉井理人監督(59)も「3カ月計画でちょっと打ち方修正しようというか、そういうのをバッティングコーチとコーディネーターと話し合ってやってくれた。ちょっと(1軍に)上がってくるの早かったんですけど、成果は出てる」とルーキーの活躍を喜んだ。 両親も応援に駆けつけてくれた父の日に、自らの活躍と勝利をプレゼントした。「父の日ってなかなか、スルーされがちだと思うので、自分も今日の朝知りましたし。いい形で恩返しできた」と話した。幼い頃から野球の指導をしてくれた父について「野球チームで監督やったりコーチやったりでこわい存在ではあったんですけど、高校あたりから怒られることも少なくなった。大学だったりプロに指名された時もいろいろ恩返しできてたかなとは思いますけど、実際プロ入ってからなかなか活躍してる場面は見てもらえてなかったので、ここで結果残せてよかった」と語った。 初のお立ち台では「たくさんの応援をしてくれるファンの皆さまの前で打つことができてうれしい」と喜びつつも「まあまあなミスもしてしまったので…」と守備でのミスを反省。「もうミスなく自分は全力プレーでやりたいと思いますし、少しでもチームに貢献できればいいなと思うので、これからも応援よろしくお願いします」と呼びかけた。1歩ずつ、両親とファンに活躍する姿を見せていく。