フィアット500に続き、アバルトF595と695の日本向けモデルの生産が終了 残すは流通在庫のみ
EVモデルのアバルト500eは今まで通り
Aセグメントの貴重なホットハッチとして長年愛されてきたアバルト500シリーズ。小さなスポーツカーというニーズに応え、日本でも愛好者は多い。 【写真29枚】2024年5月で日本向けモデルの生産が終了したアバルトの内燃機関モデル。最後まで通常販売車としてラインナップされていた「F595」と「695」の詳細画像をチェック ◆2024年5月に幕を降ろす このほど、輸入元であるステランティス・ジャパンは、3代目フィアット500をベースにしたガソリン仕様の「F595」と「695」の日本向け生産を2024年5月で終了したと明らかにした。先日発表されたフィアット500の生産終了に続き、そのアバルト仕様も幕を降ろすことになった。 ◆アバルトは今年で75周年 生産終了に伴い、アバルト正規販売店での在庫がなくなり次第、「F595」、「695」の日本での販売は終了となる。2024年で75周年の節目を迎えたアバルトにとって、ガソリン・エンジン車の生産終了は残念なニュースであるものの、電動化への流れは、遅かれ早かれ不可避といえるだろう。もちろん、電気自動車=バッテリーEV専用モデルとなった4代目ベースのアバルト500eの生産と販売は今まで通りだ。 日本では2009年にアバルト500を初導入。日本でのアバルト・ブランドの累計販売台数は約2万8000台で、2022年には常勝の地元イタリアを抜き、日本が年間販売台数で世界1位に輝いている。 アバルト・ファンへの感謝の気持ちを込めて、アバルトは様々なキャンペーンを展開する。第1弾は「75th SPECIAL PRESENT CAMPAIGN」(スペシャル・プレゼント・キャンペーン)で、2024年8月18日(日)まで、抽選でアバルトを知り尽くすプロ・ドライバーによるプライベート・レッスンがプレゼントされる。 文=塚田勝弘 (ENGINE WEBオリジナル)
ENGINE編集部