特殊詐欺の手口は生き物のように進化!昔のオレオレ詐欺とは別物「偽の逮捕状まで」巧妙化する手口を取材
手口は生き物のように進化
11月27日に明らかとなった、那覇市の70代女性が被害に遭った警察官を騙るオレオレ詐欺では、これまでに無かった手口として偽の逮捕状が自宅のポストに届いた。 写真は、以前警察官を騙るオレオレ詐欺の被害者のもとに実際に送られてきた偽の逮捕状。 今回、被害に遭った女性のもとにも同様の書式で女性の個人情報などが書かれた偽の逮捕状が届いた。このような手口は県内で初めて確認された。 沖縄県警本部組織犯罪対策課・山城裕司次席は、「犯行の失敗を繰り返すことで騙しのテクニックの経験値を上げてきて、犯行の手口を巧妙化・多様化させ活動範囲も海外から指示をするなど生き物のように進化させている」と指摘する 山城次席は、「警察が電話で現金を要求したり、逮捕状のようなものをポストに投函することは絶対に無い」として不審な点があれば1人で判断せず相談してほしいと呼びかける。
他人事として考えないで情報共有を
毎年、年末にかけて増加傾向にある特殊詐欺。 山城次席は「特殊詐欺被害を他人事と考えずにしっかり情報共有することが被害を防ぐ近道」だと強調する。 沖縄県警本部組織犯罪対策課・山城裕司次席: 自分事として捉えてテレビなどの特殊詐欺の被害を聞いたら家族や知人、友人にも「最近こういったものがあるみたいね」と情報共有することが抑止に繋がる 「何かおかしい…」と感じたときには迷わず相談すること。特殊詐欺被害を他人事だと考えず1人ひとりが注意することが被害を防ぐためには大切だ。 (沖縄テレビ)
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