「コーチのせいじゃない。選手に責任がある」レブロンとデイビスが新HCのレディックを援護「俺たちにかかっている」<DUNKSHOOT>
現地時間12月4日(日本時間5日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地カセヤ・センターでマイアミ・ヒートと対戦。2020年NBAファイナルのリマッチは、フランチャイズOBのマジック・ジョンソンが自身のXで「恥ずべきこと」と苦言を呈したように、レイカーズにとっては屈辱的な結果となった。 【動画】攻守で圧倒されたヒート戦のハイライト チームはレブロン・ジェームズが29得点、8アシスト、八村塁が14得点、ディアンジェロ・ラッセルが12得点、4アシスト、マックス・クリスティーが11得点、7リバウンド、5アシストをあげたが、エースのアンソニー・デイビスはシーズンワーストの8得点と沈黙。ディフェンスではタイラー・ヒーローの9本を筆頭に、ヒートにフランチャイズ記録の24本の3ポイントを決められ、第3クォーター時点で72-105、最終的に球団史上ワースト7位となる41点差(93-134)の大敗を喫した。 今季のレイカーズはJJ・レディックを新HC(ヘッドコーチ)に迎え、2010-11シーズン以来となる開幕3連勝の好スタートを切った。その後はアウェー5試合で1勝と勢いを失ったものの、11月8日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦から6連勝を飾り、19日時点では10勝4敗でウエスタン・カンファレンスの3位につけていた。 しかし、11月21日のオーランド・マジック戦の逆転負け(118-119)を皮切りに7試合で5敗とチームはスランプに陥る。21試合時点で12勝9敗は、ダービン・ハムHC(現ミルウォーキー・バックスAC)時代の昨季とまったく同じ戦績で、初代王者に輝いたNBAカップでは予選敗退。また、今日の試合を含めて10敗中5敗は120失点以上&2桁点差の敗戦と内容も良くない。 元NBA選手のギルバート・アリナスは、80-109で完敗した12月2日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦について「酷い試合だった。もし俺に権限があったら、JJは解雇されていたね」とコーチングを批判するなど、新人HCへの風当たりは日に日に強くなっている。 しかし、ヒート戦後に大黒柱のレブロンは「コーチのせいじゃない。これは間違いなく俺たち選手に責任がある」と、現在の状況はコーチ陣ではなく、選手たちが招いたことであることを強調。 さらに相棒のデイビスも「これは俺たち次第だ。正直言って、俺たち選手にかかっている。戦術もプランも的確だ。でも、それを(コートで)実行するのは俺たちなんだ。それに、チームのために俺自身がもっと頑張らないといけない」と猛省。さらに「バラバラになってはいけない。チームとして、ひとつのユニットとして団結し、この状況が望まない形に進まないようにしなければならない」と述べていた。 シーズン序盤戦の好調から一転、試練の時を迎えているレイカーズ。20年を最後に優勝から遠ざかっている名門は、40歳の指揮官の下で不振から脱出し、再び上昇気流に乗ることができるか。 構成●ダンクシュート編集部
【関連記事】
- 【NBA】レイカーズ、ディフェンス崩壊でヒートに41点差の大敗。八村塁は14得点、3リバウンド<DUNKSHOOT>
- 不振のレブロンに代わってレイカーズを牽引するデイビスが掲げるゴール「もうひとつのチャンピオンシップを勝ち獲りたい」<DUNKSHOOT>
- “新人HC”のレディックは就任1年目からレイカーズを浮上させられるか?【元NBA選手のHC初年度の成績】<DUNKSHOOT>
- 「自分のリングと妻がくれたリングもなくしてしまった」ヨキッチがシューズに結んでいた指輪を2度も紛失したことを明かす<DUNKSHOOT>
- 「負けていると腹を立てる選手が出てくる」4連敗中のウォリアーズの状況をカーHCが分析&理解「私もそうだった」<DUNKSHOOT>