西海岸で流行中「マッシュルームコーヒー」の効果がスゴかった! 免疫力アップや認知機能にも効果が
アメリカ西海岸のカフェシーンで今人気なのが「マッシュルームコーヒー」なるもの。 「マッシュルームって、キノコ?」と、つい耳を疑いたくなる人もいるかもしれないけれど、これはアダプトゲン(生薬)としてのキノコ。アメリカでは、おしゃれな存在になりつつあるんだって。さて、気になるマッシュルームコーヒーの効果や、お味は……? 【写真】朝の目覚めに! コーヒーよりシャキッとなれる7つの食べ物
「マッシュルームコーヒー」とは?
「マッシュルームコーヒー」は、コーヒーにパウダー状のキノコをブレンドしたもの。ここで言うキノコとは、私たちの食卓でおなじみの椎茸や舞茸、えのきというようなキノコではなく、スーパーフードとして名高い「チャーガ」「カワラタケ」「霊芝」「冬虫夏草」「ヤマブシタケ」というもの。東洋医学で古くから重宝されてきたキノコたちだ。 でも、そもそもなぜコーヒーにキノコをブレンドしたのか? 注目すべきなのは、キノコの栄養価。前述したキノコはアダプトゲンキノコと考えられている。アダプトゲンとは、ストレスに対する身体の抵抗力を高めてくれたり、滋養強壮に効果がある天然ハーブ。つまり、生薬だ。
「マッシュルームコーヒー」の効果
前述した通り、マッシュルームコーヒーに使われるキノコはアダプトゲンとされ、ストレス緩和や認知機能の回復といった効果が期待されている。また、カワラタケには、免疫力アップ効果が期待できると示唆した研究があったり、チャーガは、いくつかの食品に対するアレルギー反応を引き起こす免疫細胞の活性を抑制することを示す研究もある。 アダプトゲンキノコは何百年もの間、伝統的な東洋医学で一般的に使用されてきたもの。だから、その健康効果は、数多くの研究で明らかにされてきた。 また、学術誌『Molecules』に掲載された2023年の総説によると、多くの菌入りブレンドコーヒーで人気のあるアダプトゲンキノコには、免疫力を高める作用があり、代謝を調整するのに役立つ可能性があるという。また、高い抗酸化作用のおかげで、アダプトゲンキノコは老化プロセスを遅らせるのにも役立つかもしれない。