陛下、世界遺産の寺院視察 インドネシア、ボロブドゥール
【ジョクジャカルタ共同】インドネシアを訪問中の天皇陛下は22日、古都ジョクジャカルタ郊外にある世界遺産ボロブドゥール寺院を訪れ、遺跡群を視察された。 ボロブドゥール寺院は、8~9世紀に建造されたといわれる仏教寺院の石造遺跡。回廊の壁には、釈迦の生涯をモチーフにした浮き彫りが描かれている。1991年に世界遺産に登録された。 陛下は民族衣装「バティック」を着て、ピラミッド形の寺院の階段を上り、笑顔を見せながら回廊を見て回ったほか、ストゥーパと呼ばれる仏塔を見学した。文化財を傷つけないためのサンダルをはき、自らカメラで寺院を撮影する場面もあった。