メッツの守護神が違反行為で1球も投げずに退場処分 粘着物違反と判断
<カブス2-5メッツ>◇23日(日本時間24日)◇リグリーフィールド メッツの守護神エドウィン・ディアス(30)がカブス戦で粘着物違反と判断され、1球も投げずに退場処分となった。 【写真】粘着物チェックを受けるエドウィン・ディアス 3点リードの9回に4番手でマウンドに上がったところ、審判によって通常行われる粘着物チェックを受け、手が粘ついていると指摘を受けた。メンドサ監督が駆けつけ、審判団も集まって話し合った後、退場処分となった。10試合の出場停止処分になる見込み。 ディアスは「いつもと同じでロジンと汗と土をつけただけ」と説明。「いつもより粘ついていたとは思わない。退場処分になり、驚いた」と話した。 ディアスは2018年にマリナーズで57セーブでセーブ王に輝き、メッツに移籍後は21年から2年連続で32セーブをマークして球界最高の守護神と評された。だが昨年3月のWBCにプエルトリコ代表守護神として参戦し、強豪ドミニカ共和国を倒し準決勝に進出した際、フィールド上でジャンプして喜び膝蓋腱(しつがいけん)を断裂し1年全休。今季は2年ぶりに復帰したが、23試合で防御率4・70と苦戦していた。