外資の買収「技術流出などリスク」 ホンダ・日産には国際競争勝ち抜き期待 武藤容治経産相
武藤容治経済産業相は24日の記者会見で、海外企業による日本企業の合併・買収(M&A)について「技術の国外流出やサプライチェーン(供給網)の途絶のリスクに注意する必要がある」との認識を示した。 【ランキング】自動車の世界販売トップ10(2024年上半期) ホンダと経営統合の本格協議に入った日産自動車について、海外企業が買収を提案してきた際の対応を問われ、「一般論」として答えた。日産を巡っては、台湾の電子機器受託生産大手、鴻海精密工業が買収を提案したとされる。 武藤氏は、海外企業による日本企業のM&Aに関し「海外資本のネットワークやノウハウの取り込みにつながる」とも述べた。 ホンダと日産の経営統合については、「日本の自動車会社が前向きにチャレンジして国際競争を勝ち抜いていくことは大変重要だ」と語った。