「練習頑張り五輪出るぞ」 石川ユナイテッド8チーム集結 かほくでスポーツキッズフェスタ
●900人、選手と触れ合う 県内のトップスポーツチームが集結する「いしかわスポーツキッズフェスタ2024」(北國新聞社後援)は4日、かほく市総合体育館で開かれた。パリ五輪でスポーツ熱が高まる中、親子900人が一般社団法人石川ユナイテッドに加盟する8チームの選手と触れ合い、体を動かす楽しさや競技の魅力を体感した。 石川ユナイテッドを構成する石川ミリオンスターズ(野球)、ツエーゲン金沢(サッカー)、金沢武士団(サムライズ)(バスケットボール)、PFUブルーキャッツ石川かほく(バレーボール)、北國銀行ハニービー(ハンドボール)、金沢学院クラブ(バドミントン)、ヴィンセドール白山(フットサル)、金沢ポート(卓球)が参加した。 各スポーツの体験ブースが設けられ、子どもたちは選手に教えられながら、バスケットリングに向かってシュートを放ったり、バレーボールのスパイクを打ったりして競技に親しんだ。 ●被災地の子ども参加 フェスタはスポーツ振興を目的に県などでつくる実行委員会が開催している。今年はスポーツを通じて被災地の子どもたちを元気づけようと、能登居住者の優先参加枠が設けられた。 自宅が準半壊し、仮住まい先でバドミントンに打ち込む笹弥蒼真(そうま)さん(七尾市中島小3年)は金沢学院クラブの選手からスマッシュの打ち方を習い、「練習を頑張ってオリンピックに出たい」と笑顔を見せた。 開始前には各チームの選手が来場者に地震の義援金への協力を呼び掛けた。 ●パラスポーツも体験 パラスポーツのボッチャと車いすバスケの体験コーナーも設けられ、県ボッチャ協会、Jamaney(ジャマネー)石川の担当者がルールを説明した。