気になるランドセルブランド第1位!「土屋鞄」のランドセル工房に潜入してわかった人気の秘密
来年度入学組のラン活が本格化している昨今。with classでは総勢734人のママからのアンケートを実施し、昨今のラン活の動向を深堀りしてきました。 ワークマンがランドセルを8800円で発売! 人気ブランドから続々登場する布製ランドセルを徹底研究 その中の、これからラン活するママアンケート「気になっているランドセルブランド」で第一位を獲得したのが土屋鞄です。 土屋鞄製造所は1965年創業。大人向けの高品質なバッグも有名ですが、それは2000年頃から手がけ始めたとのこと。原点は子どものたちの6年間の成長を支えるランドセル作りなのですよね。 土屋鞄のランドセルの魅力をママたちにたずねると、「シンプルで上品」「上質な手作り」「親まで欲しくなる美しい色とデザイン」という声が聞こえてきました。 その秘密を探るべく、今回、西新井本店の工房にお邪魔して、ランドセル作りの工程に沿って、見事な職人技をじっくり拝見! その様子をレポートします。 ※一般の方は工房内には入れませんが、西新井本店と軽井沢店の店舗には工房を観覧するスペースがあります。
工房に入ると革のいい香りが!
工房に入ると革のいい香りが私たちを出迎えてくれました。その奥にひときわ目立つご高齢の男性の姿が。なんと創業者の土屋國男さん。御年86歳! 現役職人としての一線は退きましたが、今でも日々工房に足を運び、後進の指導に当たっているとのこと。我々取材班にも「ようこそ! 今日は何でも聞いてくださいね」と若々しい笑顔を見せてくださいました。
<工程1>型入れ~素材のチェックとマーキング~
土屋鞄では牛革、コードバン(馬)、人工皮革などの素材を取り扱っています。今回は人気の牛革を扱う作業を見学しました。出てきたのは牛の半身のレザー。大迫力です! まずは使う部分の確認から。傷のある部分にチェックをつけ、使用しないようにします。 「革の繊維や表情を確認して、強度などそれぞれのパーツに適した部位に印をつけていき、職人が使用部位を目利きしています」(裁断班・下川床さん)
なるほど、素材の特性と使用部位の用途や頻度を総合して考えて、どこからどのパーツを切り出すかを決めていくそうです。まさに職人技! 決めた場所に型をおき、使用部位をマーキングしていきます。