移籍1年目で開幕投手を務めるオリオールズのコービン・バーンズ（MLB Advanced Media）

　日本時間3月11日、オリオールズのブランドン・ハイド監督は今季の開幕投手に新戦力コービン・バーンズを指名したことを明らかにした。2月にブリュワーズからトレードで移籍してきたバーンズは過去2シーズンも開幕投手を務めており、3年連続3度目の大役ということになる。また、レッズも新戦力フランキー・モンタスが今季の開幕投手を務めることに。デービッド・ベル監督が明らかにした。モンタスはアスレチックス時代の2020年と2022年に開幕投手を務めており、こちらも自身3度目となる。 　現在29歳のバーンズは2021年にサイ・ヤング賞と最優秀防御率、2022年に最多奪三振のタイトルを獲得したメジャーを代表する好投手。メジャー6年目の昨季は32試合に先発して193回2/3を投げ、10勝8敗、防御率3.39、200奪三振をマークし、3年連続となるシーズン200奪三振を達成した。ハイド監督は「彼は素晴らしい能力と実績を持っている。彼のような投手が我々の開幕投手を務めてくれるのは本当にありがたい。開幕戦での彼のピッチングが楽しみだ」とコメント。バーンズは「開幕投手を務めることができる選手は多くない。3年連続で任せてもらえるのはとても特別なこと。5日ごとに登板し、30試合以上に先発したいね」と今季の目標について言及した。 　現在30歳のモンタスはアスレチックス時代の2021年に13勝9敗、防御率3.37、207奪三振の好成績を残したが、昨季は右肩の故障でわずか1登板。レッズに移籍した今季は復活を目指すシーズンとなる。ベル監督は「難しい決断だった。開幕戦に先発できるのは1人だけだ。彼の実績を重視した」とコメント。ハンター・グリーンが開幕第2戦に先発予定であることも公表し、「ハンターはまだ若いから、これから何度も開幕投手を務めることになるだろう」と語った。 　今季の開幕投手が決まっているのは、オリオールズとレッズを含めて10球団。バーンズとモンタス以外には、フレディ・ペラルタ（ブリュワーズ）、パブロ・ロペス（ツインズ）、ディラン・シース（ホワイトソックス）、タリック・スクーバル（タイガース）、ミッチ・ケラー（パイレーツ）、ヘスス・ルザード（マーリンズ）、ソニー・グレイ（カージナルス）、ジャスティン・スティール（カブス）がすでに開幕投手に指名されている。