湖西の子育て支援センター「にこりん」11日オープン 旧幼稚園改修、新たな遊具導入 子ども発達相談も
湖西市が2023年3月に閉園した旧新所幼稚園を改修し、整備した新所子育て支援センター「にこりん」が11日にオープンする。市内2カ所目の子育て支援センターで、未就学児が利用できる「遊びの広場」に企業版ふるさと納税の寄付金を活用した新たな遊具を導入した。子育てや子どもの発達に関する相談に応じる専門の部屋や授乳室、多目的トイレなども新たに設けた。通常利用は同14日から開始する。 無垢(むく)材の床が特徴だったバリアフリーの園舎を生かし、外壁や屋根を改修で新しくした。遊びの広場は、体を動かして遊べる空間と室内遊びを楽しめる2部屋を整備。民間企業の寄付金を活用し、高さ1・8メートルの子ども用クライミングや滑り台などの新たな遊具を置いた。市健康福祉センターおぼとにあった広場を移転し、おもちゃなどをそろえる予定。 おぼとで実施していた1歳~未就学児の「のびのび預かり保育」も移し、月曜と火曜に実施する。プレイルームの「にこにこホール」は子育て関連イベントに利用しつつ、地域住民の利用も受け入れる。園庭は17台分の駐車場となった。改修費用は設計費を含め約9600万円。 11日のオープニングイベントは遊びの広場を体験する80組の枠が既に定員に達した。14日からの通常利用は原則月-金曜の午前8時半~午後5時15分。遊びの広場は午前9時~午後4時45分。対象は就学前の子どもと保護者で市外在住者も利用可能。入館無料。
静岡新聞社