アーセナルが生んだ2人の逸材 今夏新たな挑戦を決断したスミス・ロウが盟友サカを語る 「ピッチに立つと、彼は獣に変わる」
スミス・ロウは今夏フラムへ
ヘイルエンドと呼ばれるアーセナルのアカデミー出身であるエミール・スミス・ロウ(24)とブカヨ・サカ(23)。 [動画]スミス・ロウとサカの連携から生まれたビューティフルゴール サカは成長続けるミケル・アルテタのチームで着実な成長を見せ、今ではアーセナルのエースにまで上りつめた。一方のスミス・ロウはアーセナルの10番を背負い、長年クラブの未来として大きな注目を集めたが、近年は怪我にも悩まされ、今夏フラムへの移籍を決断した。 今シーズンより、2人の進む道は別れたが、スミス・ロウとサカは幼少期からアーセナルで切磋琢磨してきた仲だ。そんななか、英『Sky Sports』のインタビューにてサカを一言で表現するよう求められたスミス・ロウは「スターボーイ!」と答え、盟友について次のように語った。 「正直に言うと、かなり簡単だよ。彼のことは長い間知ってるし、彼がここまで成長してきたのも見てきたから……。彼は素晴らしい人物だ。誰もが言うだろうが、彼はサッカー界で最も素晴らしい人物の一人だ。でもピッチに立つと、彼は獣に変わるんだ」 「ただただ素晴らしい人なんだ。彼が幸せで何よりだ。彼はすべてを手に入れるに値する。統計は嘘をつかない。結局のところ、彼のメンタリティも重要だ。彼は常に勝利を求め、常に努力し、常に向上しようとする。彼は本当にインスピレーションを与えてくれる人だ」 ワールドクラスの選手に成長したサカは今シーズンも圧巻のパフォーマンスを見せており、ここまでは公式戦23試合で9ゴール13アシストをマークしている。一方のスミス・ロウは現在公式戦18試合で3ゴール2アシストを記録しており、新天地フラムでかつての輝きを取り戻しつつある。 スミス・ロウとサカはアーセナルが生んだ2人の逸材だ。現在は別々のチームでプレイしているが、再びイングランド代表として共にピッチに立つ2人の姿を期待する人も多いのではないだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部