「老害」にならないための“脳トレ”は45歳からやる 鍛え続けて「老害脳」の進行を遅らせるのがカギ
私はどうしても興味があり、無理を承知で何度か先生の脳のMRIを撮影させていただいたことがあります。最後は96歳のときでしたが、ほとんど老化を感じさせない映像で感服したことを覚えています。 究極の理想は、誰もが吉沢先生のように、老害脳とは無縁な生活を送ることです。 まだ40代の人も決して他人事ではありません。 60代、70代なんて想像もできない未来だと考えがちですが、40代で暴飲暴食が続けばすぐに太ってしまい、痩せることが至難のわざになるのと同様、すでに老化に至る道は始まっているからです。20~30代の「老害被害者」の人も、中年期なんてあっという間です。
このポイントを早く認識できた人ほど、「老害脳」から遠ざかり、充実した人生を送れるようになります。
加藤 俊徳 :医学博士/「脳の学校」代表