ベトナムのトップ死去、後継焦点 闘争激化も、ラム氏有力か
【ハノイ共同】ベトナム最高指導者グエン・フー・チョン共産党書記長(80)が19日死去した。今後の焦点は後継者で、事実上の書記長代行を務めるトー・ラム国家主席(67)らの名前が挙がるが、党内で権力闘争が激化する恐れもある。 ベトナムでは書記長と元首ポストの国家主席、政府を取り仕切る首相、国会議長が「四柱」と呼ばれ、この4人の集団指導体制が慣例だ。 ラム氏に加え、四柱の一人のファム・ミン・チン首相、国防畑で党内の序列5位と見なされている党書記局常務のルオン・クオン氏らが後継候補とみられている。党最高指導部の政治局は今後、代行を正式に置くか、新書記長を選出するのかを決定する。