香川県では最大約12万人被災予想も…南海トラフ巨大地震に備え支援物資輸送訓練【香川】
岡山放送
南海トラフ地震など大規模な災害の発生に備えます。避難所に支援物資を届ける手順を確かめる訓練が7月24日、高松市で行われました。 高松市のサンメッセ香川で行われた訓練には、香川県や物流会社の職員など約40人が参加しました。サンメッセ香川は、災害時に支援物資を受け入れる「1次物資拠点」に指定されています。 訓練は、南海トラフ地震で震度6強から7の揺れを観測したとの想定で行われ、はじめに、大型トラックが国や他の県から届いた支援物資を運び入れました。その後、物資を運ぶ専用の機械の使い方が紹介され、検品をした後、自治体ごとに物資を仕分ける手順が確認されました。 県によりますと、南海トラフ地震では県内で最大11万9000人が被災する見込みで、円滑な物資の支援が必要となります。 (香川県危機管理課 三谷一秀課長) 「倉庫の中に物はあるが、何がどこにあるか分からないという状況をできるだけなくし、職員全員が把握した上で、市町・避難所からの要請に速やかに応えられるような準備ができたら」 訓練は毎年行われていて、2024年は、道路状況が悪く大型トラックが通れない場所にも物資を運べるよう、軽トラックを使った搬送の訓練も行われました。
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