【朝日杯FS】秋山×コスモストーム 1年間の“栗東修行”で技術も人間的にも成長
5年目23歳の秋山は、デビュー戦からタッグを組むコスモストームとG1初挑戦。「オーナー、北出先生に感謝して、少しでも恩返しできるように人馬で全力を尽くして頑張りたい」と燃えている。相棒は初めての芝のレース。「血統的には芝でやれても。あくまで挑戦だが、ダート戦でも芝スタートの感触は悪くなかったので」と分析した。 美浦所属だが、今年は1月から年間を通して栗東で調教に騎乗。「技術的にも人間的にもスキルアップできた。宮厩舎にお世話になって、(藤岡)康太さんにもアドバイスをもらって学ばせていただいた。人とのつながりを含めて、実りのある1年だった」と振り返る。9月にはシリウスS(フタイテンロック)で3着。重賞でも存在感を発揮。同期一番乗りのJRA通算100勝にはあと“4”と迫る。「原の勢いの足元にも及ばないけど、負けないように頑張りたい」。夢見た大舞台で成長の跡を見せる。 ◇秋山 稔樹(あきやま・としき)2001年(平13)9月12日生まれ、千葉県出身の23歳。美浦・蛯名利厩舎所属。競馬ファンだった父の影響で騎手を志す。小6の時の遠足の行き先は中山競馬場。20年3月1日デビュー、同15日の中山1Rラブエスポーで初勝利。JRA通算2164戦96勝(12日現在)。1メートル55、45キロ。血液型A。