「嘘解きレトリック」「祝探偵事務所に、九十九谷夜町のみんなに、左右馬と鹿乃子のうそに幸あれ」「この最高のコンビをまた見たい。住民のみんなも」
ドラマ「嘘解きレトリック」(フジテレビ系)の第11話(最終話)が、16日に放送された。 鈴鹿央士と松本穂香の共演で、都戸利津氏の人気コミックを実写ドラマ化した本作は、昭和初期を舞台に、貧乏探偵と人のうそが聞き分けられる奇妙な能力者が活躍するレトロミステリー。(*以下、ネタバレあり) ある日、探偵事務所に見知らぬ女性がやって来る。女性は行く場所も金もなくて困っていたら、事務所の大家に会い、事務所に住んでいいと言われたと話す。鹿乃子(松本)の耳には女性の言葉にうそは聞こえなかったが、左右馬(鈴鹿)は泊まる部屋がないと渋る。 すると、女性は大家からだと左右馬に手紙を渡した。手紙には「彼女を泊めたらたまっている家賃をなしにする」とあった。鹿乃子は事務所に見知らぬ女性が泊まることに不安を感じたが、左右馬が断るはずもない。話がまとまると、女性は青木麗子(加藤小夏)と名乗った。 とはいえ、左右馬は麗子に早く出ていってもらうための作戦を画策。まず「青木麗子という名前、うそですよね?」と麗子に突きつけた。彼女は否定せず「本当の私は誰にも秘密」と返し、自分自身のことを全てうそで語る。そこに端崎馨(味方良介)が来て左右馬を連れ出した。麗子と2人きりになった鹿乃子は、話すうちに、どうやら彼女は失恋をして家を出てきたのではないかと推理する。 放送終了後、SNS上には、「祝探偵事務所に、九十九谷夜町のみんなに、左右馬と鹿乃子のうそに幸あれ」「何てすてきなエンディング」「ずっと続くんじゃないかと思わせてくれるようなすてきな最終回だった」「最後の最後まですてきなドラマだった。これまでのキャラが集まっての大団円がかわいかったしうれしかった」といったコメントが上がった。 また、「こんなにシーズン2を待ち望む作品もなかなかない」「続編があるといいな。また絶対やってほしい」「シーズン2とか映画版とかないかな。まだ原作のエピソード残っているよね」「この最高のコンビをまた見たい。住民のみんなも」「明治、大正、昭和初期のドラマをもっとやってほしい」など、続編を望む声も多かった。 そのほか、「『思い通りにならないものを思い通りにしようとした時、うそをつくんです。うそにはつく人の願望がある。欲がある。願いがある』 『うそでしか幸せを願えないなら、ずっとうそをついていればいい」「何もかも思い通りになるのなら、誰もうそなんかつかない』『つくようそ、心を込めて』など、今回もうそに関する心に残るせりふがたくさんあった」「うそを扱ってきたドラマだったけど、うそは駄目というんじゃなくていいうそを肯定することも示した最終回でよかった」などのコメントもあった。