神川町出身のバスケットボール選手・飯島康夫さん、般若寺で必勝祈願
神川町八日市出身のバスケットボール選手・飯島康夫さんが12月17日、智徳山東方院般若寺(神川町上阿久原)を参拝し、必勝祈願を行った。(本庄経済新聞) 【写真】般若寺の奉納旗に記名する飯島康夫さん 飯島さんは地元の高校に入学してバスケットボールを始め、卒業後、千葉県内の大学に進学。2010(平成22)年に国体で日本一になり、2012(平成24)年渡米しアメリカ独立リーグIBLに参戦した。2014(平成26)年に帰国し、翌年3on3リーグレジェンド全国優勝し、個人総合優勝を果たす。2015(平成27)年には和歌山トライアンズ、2016(平成28)年には大分愛媛ヒートデビルズに所属。2017(平成29)年に生まれ故郷で「ココロバスケットボールスクール」を開校した。2018(平成30)年から2年間、プロ選手として世界中を飛び回った。2019年から3年間、3×3宇都宮BREXに所属し、3度の日本一(チームは2019年から4連覇)を経験し、2022年には日本選手権MVPに輝いた。2023年3月、上里町にバスケットボールコート「iPARK(あいぱーく)」が完成し、5月から同施設を使ってスクールでの指導を始めた。 飯島さんは6月に右足裏をけがして、8月5日に関節鼠摘出手術を受けた。4カ月以上たった今も右足裏は腫れていて感覚は戻っていないが、「プロバスケットボール選手として、再びコートに立つ」と決意する。東京オリンピックから正式種目になった「3×3バスケ」。飯島さんは「日本代表に選ばれて2028年のロサンゼルスオリンピックに出たい」と力を込める。 良重僧正が1374年に開山した同寺は真言宗豊山派で、現在の般若寺は第37世の法印亮賀和尚が再建した。人々を災いや迷いから救うとされる不動明王を御本尊として、東を守る降三世明王、南を守る軍荼利明王、西を守る大威徳明王、北を守る金剛夜叉(やしゃ)明王、中央に不動明王とし、五大力明王(ごだいりきみょうおう)を祭っており、地域からは「神泉不動尊」として親しまれている。 第43世の大久保光信住職は「(飯島選手の)けがが治り、世界に羽ばたくようにという気持ちを込めて唱えた」と話し、「このお坊さん(大久保住職)の魔法にかかって頑張ってほしい。地元みんなで応援する」とエールを送る。
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