市川由紀乃、「笑えることがうれしい!」 卵巣がん治療から半年ぶりに仕事復帰、来年5月からコンサート活動を再開
卵巣がんの治療のため6月から療養していた演歌歌手の市川由紀乃(48)が23日、東京都内から生配信されたインスタトークライブに出演。元気な姿で「いま生きていること、笑えることがうれしい!」などと、半年ぶりの仕事復帰の喜びをかみしめた。来年5月19日の埼玉県越谷市での公演からコンサート活動を再開することも報告した。 インスタトークライブへの出演は、6月1日に新潟でのジョイントライブに出演して以来の公の場になった。抗がん剤治療で頭髪が脱毛したことから、市川は白いニット帽をかぶってスタジオに登場。公演関係者やファンらに向け「休業中はご迷惑をおかけしました」と頭を下げたうえで、「元気な姿でこの時間を過ごて幸せです。仕事の第一歩を踏み出せたことに喜びを感じています」などと声を弾ませた。 トークライブ出演は約50分。味覚障害などにも見舞われたという闘病期間を振り返り「当たり前のことができなくて、くじけそうになったこともありましたが、皆さんが背中を押してくれて乗り越えられました。この経験が歌に必要なことだったんだと思ってもらえる歌を届けていきたい。来年はありがとうの気持ちを込めたコンサートにします」と意気込んだ。視聴したファンからは「お帰り!」「笑顔がうれしいです!」などの祝福のコメントが寄せられた。 市川は、卵巣腫瘍の疑いがあるとして今年6月7日に活動休止を発表、7月に患部の切除手術を受けた。8月に卵巣腫瘍が卵巣がんだったことを明らかにするとともに、再発防止を目的として抗がん剤治療に入った。12月10日に抗がん剤治療が終了したことを報告した。 卵巣腫瘍の発見は、先輩歌手の由紀さおり(78)に病院での検査を強く勧められたことがきっかけだったという。市川は由紀に感謝しつつ、「元気ならなんでもできる。健康第一です。皆さんも検査には行かないと。私も来年からは人間ドックを受けます」と実感を込めて話した。
中日スポーツ