「海に眠るダイヤモンド」ファン気付いた衣装の“伏線” 実は…全話を通してつながり「これは泣ける」
俳優・神木隆之介(31)主演のTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜後9・00)の最終回が22日、2時間スペシャルで放送された。放送後も、作品に関するさまざまな考察や感想が飛び交っている話題作。その中で、杉咲花(27)演じる朝子の衣装に注目が集まっている。 【写真あり】「海に眠るダイヤモンド」公式が投稿した、1枚の画像に込められた“メッセージ” 気づいたファン感涙 <以下、ネタバレあり> 本作は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族の壮大な物語。「アンナチュラル」(2018年)、「MIU404」(2020年)、現在上映中の映画「ラストマイル」など数々のヒット作を生み出してきた、野木亜紀子×塚原あゆ子×新井順子という強力チームが手掛ける。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”にあった家族の絆や人間模様、青春と愛の物語を紡いでいく。 日曜劇場初主演となった神木をはじめ、杉咲花、土屋太鳳、池田エライザら豪華キャストの熱演が話題を集め、50年代の長崎・端島を描いた壮大な映像と野木亜紀子氏の緻密な脚本による演出が視聴者を惹きつけた。 感動を呼んだ最終回。反響は放送後もやまず、2日が経った24日も、配信で最終回を見たファンからの「感動した」という感想が相次いでいる。 その中で、鋭い視聴者は「朝子の洋服」に注目。最終回のラスト、現実ではかなわなかった「鉄平→朝子」へのプロポーズシーンが放送される。この時朝子は、水色のイヤリングに水色のカーディガンを着用していた。 実はこれまで全話を通して、朝子は「ここぞ」という時は水色の衣服を着用していた。第6話で放送された賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)の結婚式のシーンでは水色のワンピースを、第8話で放送された鉄平との長崎デートの日も、水色のセーターを着ていた。 また、朝子が幼少期に“鞍馬天狗”(鉄平)からもらい、大切にしてきた花瓶も水色。そして、鉄平が朝子を思ってプロポーズのために作ったギヤマンも水色だった。 鉄平の行方が分からなくなったあと、朝子はのちの夫・虎次郎(前原瑞樹)と長崎でデートをするが、その時の衣服は水色ではない。あくまでも水色は、「鉄平との思い出」を象徴している。 現代パートでいづみ(宮本信子)として登場する朝子も、ここぞの場面で水色の衣服を着用し、最終回のラストでも鮮やかな水色のストールを着用していた。 全話を通じてキーワードとなっていた「朝子の水色」。気付いた視聴者からは、「海に眠るダイヤモンド凄く良かった泣いた…朝子は鉄平とお出かけしたり大事な時は水色のお洋服なんだ。鞍馬天狗にもらったキラキラも水色。鉄平が朝子を想って作ったギヤマンの花瓶も水色。鉄平と朝子の思い出は全部水色なんだ トラさんと長崎にお出かけは水色じゃないもん」「海に眠るダイヤモンド観て涙が止まらなかった…朝子と鉄平の思い出が全部水色で、特に感動的だった」「朝子の大切な瞬間に着る水色の服 鞍馬天狗からもらった水色のキラキラ 鉄平が心を込めて作った水色のギヤマン花瓶 鉄平と朝子の関係が、水色で溢れていて胸が締めつけられた でも、トラさんとの長崎旅行は水色じゃないんだよね…」「最後に端島にみんながいて、鉄平が朝子に求婚するシーンで朝子ちゃんが水色のイヤリング(かな?)してたのはなんで?ずっとつけてなかった気がするんだけど…」「朝子が大切な日に水のカーディガンを着ていたのも、いづみさんがラストシーンで水色のストールを羽織っていたのも、鉄平が朝子に送るはずだったギヤマンが端島の海の色だったのも、全部が繋がってるんだよな…お互いをほんとに大切に思っていた2人」「鉄平作のギヤマンが、朝子色だったこと。鉄平が朝子だけを想っていたこと。朝子は鉄平と会う時いつも水色を纏っていたね、最終回の時も」「朝子は水色が好きだった。いつも鉄平と会うときは水色のシャツ、ワンピース、カーディガン…海の色。それを知っていて鉄平はギヤマンを水色にしたんだろう。ダイヤモンドと呼んで身軽でありたい逃亡生活中も離さなかった鉄平。鉄平にとってダイアモンドは朝子だったんだ」と、さまざまな感想が相次いだ。 最終回2時間スペシャル(第9話、第10話)は、民放動画配信サービス「TVer」や「U-NEXT」などで配信中。各話地上波放送では、放送尺の関係でなくなくカットした場面などを含むディレクターズカット版での配信で、地上波放送ではまるで映画のような最終回を楽しんだ視聴者も再度楽しめるよう工夫されている。