プロトの電動スクーター「GEV600」が「PEV600」に進化して実質値下げに
従来型の「GEV600」は累計販売2500台以上のヒット商品
2024年秋、株式会社プロトは電動原付バイク「GEV600」の新モデル「PEV600」を発売開始する。新モデルは「GEV600」の基本性能はほぼそのままに型式認定を取得し、国/一部自治体の購入支援補助金制度の対象車となることで従来モデルから実質値下げされている。 【写真】「プロト PEV600」をもっと見る プロトは2003年から2017年にかけて販売していた「ロードホッパー」などが有名なオートバイ関連メーカー。「環境に優しい電動スクーターを初めて市場に定着させること」をスローガンに電動スクーター事業を2020年に立ち上げ、「買い求めやすい価格の追求」「安心できるサービス体制の追求」「ガジェットとしての使い方の提案」を基本コンセプトに改良開発に取り組んできたという。 その結果、ガソリンスクーター同等の車両価格、オートバイ販売店ネットワークを利用したメンテナンス体制、日常使いを意識した性能を備えた「GEV600」が完成し、累計販売台数2500台以上というヒット商品となった。 「PEV600」は「GEV600」がリニューアルしたモデルで、全幅と全高が+20mm拡大していること以外はそのままのスペックに設定されているが、型式認定を取得し、国や一部自治体が用意する購入支援補助金制度の対象車となったことで、より手の届きやすい商品になった。 具体的には、従来モデル「GEV600」の車両価格が19万6900円だったところ、新型「PEV600」では車両価格21万7800円から国のCEV補助金である2万1000円を引くことで実質19万6800円となり、100円お買い得になっているのだ。 また、自治体によっては独自の補助金制度を設定していることがあり、例えば東京都だと6万5000円を受けることができるため、実質価格は21万7800円(車両価格)- 2万1000円(CEV補助金)- 6万5000円 = 13万1800円と電動アシスト自転車なみの価格で購入できることになる。 購入を検討している人は、一度居住自治体の補助金制度をよく確認してから購入するとよいだろう。