ミャンマー軍政、受刑者ら約6000人に恩赦 政治犯含むかは不明
ミャンマーの軍事政権は独立記念日の4日、刑務所などに収監中の受刑者5864人と外国人180人に恩赦を与えて釈放すると発表した。国営メディアが伝えた。政治犯が含まれるかなど、対象者の詳細は明らかにしていない。軍政はこれまでも独立記念日などに恩赦を実施してきた。 【写真まとめ】ミャンマー クーデターから3年 ミャンマーの人権団体「政治犯支援協会」の集計によると、2021年2月のクーデター以降、軍政に身柄を拘束された民主派の活動家や市民は2万8096人に上り、今月3日現在でも2万1499人が刑務所に収監中とされる。 民主派指導者のアウンサンスーチー氏(79)も拘束されたままで、健康状態が懸念されている。24年4月に、複数の地元メディアが首都ネピドーの刑務所から暑さを理由に移送されたと伝えたが、移送先など詳細は不明なままだ。【バンコク武内彩】