躍進の4位ボローニャ、モッタ監督は夢のUCL出場権確保へ意欲「プレッシャーは全くない。全力で挑戦。選手たちは歴史を刻んだ」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ボローニャのチアゴ・モッタ監督が、日本時間4日に行われたセリエA第35節トリノ対ボローニャ戦終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに応じて試合を振り返った。 【動画】トリノ×ボローニャ|ハイライト
チアゴ・モッタ指揮下の2シーズン目で快進撃を見せている4位ボローニャは日本時間4日、敵地でイヴァン・ユリッチ率いる10位トリノと対戦。スコアレスドローで引き分け、2戦連続でドローとなった。だが指揮官のモッタは、チームのパフォーマンスを分析し、ポイントの獲得を前向きにとらえた。 「相手は特にホームにおいて対戦が複雑で、簡単ではないチームだ。自らのプレーを仕掛ける一方で、相手のプレーを許さない。良い選手がいてチームは完成されていて、指揮官が良い準備をしている。その中で、われわれは1ポイントを持ち帰ることができた」 「ボローニャの支配率が上回っていたって? いや、素晴らしい2チームによる拮抗した勝負だったように思う。チャンスもあったが、試合は最初から最後の1分まで戦い抜き、結果が分からなかったため、この点で非常に素晴らしかったと言えるだろう」 あと3試合を残して合計64ポイントを獲得したボローニャ。すでにUEFAインタートトカップに出場した2002年以来、22年ぶりとなる欧州カップ戦への出場を決めているが、モッタはセリエAを上位5位内でフィニッシュし、夢のUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場権を確保することへ意欲を示した。 「今日は1ポイントを獲得したが、想像もできないような大会へ出場するチャンスがあることをうれしく思っている。われわれがヨーロッパの舞台に立てること自体、予期しないことだった。だが、シーズン終了まであと少しだ。マラソンで言えば、39キロ地点でゴールまであと3キロだ。誰も期待していなかった大会の出場権を得られるよう、全力を尽くして挑戦したい」 「ボローニャにおいて、プレッシャーは全くない。開幕当初から財政上の理由でUCLを目指していたチームには重圧があるかもしれないが、ボローニャは異なる。開幕時は、誰もわれわれの順位を予想していなかっただろう」 「会長やディレクター、特に選手たちが毎日、素晴らしい取り組みを行ってきた結果、こうして誰も想像していなかった状況にある。来シーズン、ヨーロッパの舞台に立てることは確実であり、ボローニャにとって22年ぶりとなるヨーロッパの大会への復帰だ。選手たちはクラブの歴史を刻んだと言えるが、最後まで努力を続け、UCLを目指したい」 試合情報 ナポリ vs ボローニャ 試合時間:2024年5月12日(日)日本時間1:00 会場:スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ