「激しい痛みや腫れが」 草むらや山で要注意 ブユに咬まれたときの応急処置を警視庁が呼びかけ
暑さが収まり、アウトドアでのレジャーに最適な季節になりました。キャンプやバーベキューなどを楽しむ人も多いでしょう。そうしたなかで気をつけたいことのひとつが、虫刺されです。警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)が、人などから吸血する害虫のブユについて注意喚起しています。 【画像】「激しい痛みや腫れが」 ブユへの注意喚起と咬まれたときの対処法 警視庁による実際の投稿 ◇ ◇ ◇
「10月頃まで活動しているので登山やキャンプ時は注意」
コバエのような見た目で、水辺近くの草むらなどに発生するブユ。関東ではブヨ、関西ではブトと呼ばれる虫です。刺された際の毒性は蚊よりも強いそうで、赤く腫れてかゆみや痛みが生じるほか、赤いしこりが残ったり、アレルギー症状を起こしたりすることもあるといわれています。 同課の担当者さんは、山岳訓練の休憩中に半袖になった際、ブユに咬まれたそう。「ブユは皮膚を咬み切って吸血するため激しい痛みや腫れが出ます」と説明。実際に咬まれた跡の写真を添え、応急処置について紹介しました。 【ブユに咬まれた際の対処法】 1. 傷口を流水(水道水など)でよく洗い流す 2. 手で毒素を絞り出す 3. 幹部に虫刺されの薬(ステロイド外用剤)を塗る 4. 痛みや腫れがひどい場合は医師の診察を受ける 春から秋にかけて発生するブユですが、担当者さんは「10月頃まで活動しているので登山やキャンプ時は注意してくださいね」と呼びかけています。 注意喚起に、リプライ(返信)や引用リポストには「あれに刺されると腫れとかゆみが蚊よりひどくて何週間も続くんですよね」「ブユは厄介ですよね。刺されたところ、グジョグジョになり、なかなか治らないですからねぇ」「時間を置いてから腫れるから、何か所も咬まれてから気づく。洗い流すとか知らなかった」などの声が。 また、「ブユに刺され点滴松葉杖になった」と、深刻な被害に遭った人の声もみられました。 過ごしやすく気持ちの良い季節。レジャーを楽しむためにも、虫除けスプレーを活用するなど、しっかり対策したいですね。
Hint-Pot編集部