【RISE】アントニオ猪木がモハメド・アリ戦で編み出した“アリキック”を得意技にするキックボクサーが初来日「これありですか?」
2024年12月21日(土)千葉・幕張メッセ イベントホール『ABEMA presents RISE WORLD SERIES 2024 FINAL』で、初の国際戦を行うRISEフライ級3位・塚本望夢(team Bonds)。 【写真】Instagramでも変わった技の画像や動画をあげているラバヤン その対戦相手は初来日のジャンジャン・シー・ラバヤン(フィリピン)で、戦績は16勝(7KO)3敗のサウスポー。2023年MUAYTHAI NATIONAL CHAMPIONSHIPSで金メダルを獲得している。 会見の時点ではほとんど情報がなく、塚本自身も「試合の動画はまだ見てなくて。パンチの強い選手だと聞いたので、それくらいです」とあまり興味がなさそうだった。 しかしその後、フィリピンでの試合動画を探したところブライアン・ラバヤンのリングネームで試合をしていることが判明。リングではなくケージでの試合も経験している。 その中でラバヤンは、相手の足元へスライディングするようにしてカーフや腿を蹴る蹴り技で相手を転倒させていた。それはまるで故アントニオ猪木がモハメド・アリとの異種格闘技戦でアリ対策として放ったアリキックのようだ。 キックボクシングでは非常に珍しい技。ラバヤンはたまたまではなく、この試合で何度も見せていたため得意技のひとつなのだろう。 自ら倒れ込むような形となるため試合はそのたびに中断となり、スタンドでの再開となるため日本で多用するとレフェリーから注意を受けて減点の対象となりそうだが、1R中にそこまで連発するわけではない様子。 塚本自身は「これありですか?」と疑問を投げかけているが、蹴った瞬間は器用に足裏以外はマットに着いていないためルール上は問題なさそう。空振りが続くと掛け逃げの対象になるかもしれない。 上手く決まれば相手を転倒させて観客も沸きそうだが、塚本のスピードにこの技を決めることが出来るのか。
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