「彼のエネルギーはチームに伝わる」

優勝の立役者となった前田。（C）Getty Images

　チームを支えるキャプテンからも頼られる重要な存在となった。 　セルティックの前田大然は12月15日、リーグカップ決勝で１ゴールをあげ、さらにPK戦で最後のキッカーを務めて、２年ぶり通算22回目の優勝に貢献している。 【動画】前田大然が猛プレスから鮮烈弾＆最終キッカーでPK成功 　得意のスピードと運動量を生かしたプレスから、チームに一度はリードをもたらした前田。また、決めれば優勝決定という５人目のPKキッカーという重役もそつなくこなし、大きな賛辞を寄せられているところだ。 　セルティック専門サイト『The Celtic Way』によると、チームの主将カラム・マグレガーは、「ダイゼンは素晴らしかった。今季の彼はとてもたくさん活躍している。でもそれだけじゃない。ここに来てからずっと、彼はチームの主力であり、僕らにとって重要な選手なんだ」と、日本代表FWをたたえた。 「彼のエネルギーはチームに伝わる。ウインガーとしては屈強だ。非常に素晴らしい数字を残しており、大事な局面で貢献している。セルティックの選手として大事なことだ」 「ダイゼンは僕らが必要とする時にいつも現れてくれる。僕らはありがたいことにとてもたくさんのタレントが前線にいるけど、そこに彼のような選手がいてくれるのはもちろんうれしいよ」 　 　試合について、マグレガーは「タフなゲーム」「全力を尽くした好チーム同士の競った決勝」と表現。「良いプレーができなくても、試合に勝てるようでなければならず、僕らはそれをした」と述べ、さらにタイトルへの意欲を問われると、「このクラブでプレーするのに大切なのがそれ」と続けている。 　スコットランドリーグでは首位を独走し、チャンピオンズリーグでも決勝トーナメント進出を競うプレーオフへの進出を目ざしている。前田はセルティックにさらなるタイトルをもたらせることができるだろうか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部