EC支援のいつも社長「24年3月期からは海外事業も寄与」
坂本 守(さかもと・まもる)/1970年10月生まれ。コムソン社やフジプレアムを経て、1999年に船井総合研究所(現 船井総研ホールディングス)入社。2007年2月に当社を創業(撮影:尾形文繁)
戦略立案からサイトの構築・運営、マーケティング、顧客対応、在庫管理、出荷まで、ECに関するあらゆることを一気通貫で支援している「いつも」(7694)。2021年からは従来の取引先支援だけではなく、他社のブランド買収・育成や、自社発のブランドをつくる「ブランドバリューアップ事業」もスタートさせている。2022年6月には初の中期経営計画(中計)を発表し、2027年3月期に売上高510億円・営業利益44億3000万円(2022年3月期実績は各々116億5200万円・6億0400万円)、2026年3月期をメドに配当を開始するという目標を掲げた。中計初年度の2023年3月期は、当初から人員増強などの先行投資により、営業利益が前期比74.1%減と大きな減益に沈む見込みだった。が、中国のゼロコロナ政策や円安が影響し、ブランドバリューアップ事業でM&Aした製品の拡販などが想定どおりに進まず 、のれんの減損損失2億2500万円を出すという混乱も生じた。中計の目標数値に変更はないのか、いま感じている課題や今後の戦略は何か、坂本守社長に尋ねた。
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田野 真由佳