<勝利へ・2021センバツ鳥取城北>選手紹介/11止 後藤和輝内野手(2年)/佐納旭投手(2年) /鳥取
◇「型」見直し強打生かす 後藤和輝(ごとう・かずき)内野手(2年) 長打力はチーム上位の強打者。一方で「当たれば飛ぶが打率が低い」のが弱点で、霜村亮打撃コーチと二人三脚で打撃フォームの改造に取り組んできた。 体の開きが早く、タイミングがずれやすかった打撃フォームを見直した結果、「とらえた内角の球がファウルになることが減り、狙いと違う球種が来ても対応しやすくなった」。今月の練習試合でも複数安打を放つなど、調子を上げている。 実家は兵庫県明石市で、父親と何度も甲子園を訪れた。2018年夏に鳥取城北の試合を見て「すごくかっこよかった」のが進学のきっかけだ。「自分もあの舞台で、打撃でチームの勝利に貢献したい」と抱負を語り、通い慣れた聖地でのプレーを心待ちにする。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)165センチ(2)75キロ(3)右左(4)6・5秒(5)96メートル(6)兵庫県明石市立望海中(明石ボーイズ) ……………………………………………………………………………………………………… ◇足腰鍛え緩急に切れ 佐納旭(さのう・あさひ)投手(2年) 切れのあるスライダーなどの変化球を武器に、打たせて取るのが持ち味。しかし昨年は「下半身が弱く足も遅くて、投手としての力強さも安定感もなかった」という。 この冬は坂道ダッシュなどで投球の土台となる下半身の強化を徹底し、瞬発力を高めた。また、厳しいトレーニング中も「積極的に声を出して、自分も投手陣を引っ張ろうという強い気持ちで取り組んだ」と振り返る。 まだ課題は多いが、9日の練習試合でも5イニングを投げ抜いた。制球のばらつきも改善し、球威が上がったことで変化球もより効果的に使えるようになってきたという。「甲子園で登板できたら、テンポよく投げて攻撃につなげる投球をしたい」と闘志を燃やす。=おわり ……………………………………………………………………………………………………… (1)170センチ(2)72キロ(3)右右(4)6・9秒(5)90メートル(6)兵庫県養父市立関宮中(中学軟式野球部) ……………………………………………………………………………………………………… <メモの見方>(1)身長(2)体重(3)投げ方・打ち方(4)50メートル走タイム(5)遠投記録(6)出身中学(最終出身チーム)