民進党が両院議員総会(全文)前原体制の新役員人事を決定
どういう社会像を目指すのか
それと併せてでありますけれども、どういう社会像を目指すかということについて、今回の代表選挙で枝野さんと議論をさせていただきました。枝野さんの言葉を借りればお互いさまの支え合い。そして私の言葉を申し上げればAll for Allというのは、これは共通した社会像だと私は認識をさえていただいています。これを明確な選択肢として国民に提示する、これがわれわれの役割である、歴史的な使命であると思っておりますので、これをしっかりと党内でまとめて、そしてマニフェストに落とし込んでいくということが何よりも大事なことではないかというふうに思っております。従って徹底した追及と、そして総選挙が近いということを前提とした、われわれの社会像の提案。こういうものを合わせた国会での取り組みというものを行わせていただきたいと考えております。これが1つです。 2つ目。10月22日に総選挙がなければ、3つの補欠選挙がございます。青森、そして新潟、そして愛媛。この3つの選挙というのは全て自民党の議員の議席でありました。自民党の議員の議席でありましたけれども、その3人の方々が亡くなられた弔い合戦となります。極めて厳しい戦いにはなろうかと思いますけれども、今のマスコミの調査では、今なお多くの世論調査において、内閣の不支持率が、支持率を高まっていると、上回っているということを考えたときに、われわれが果たさなければいけない役割というのは極めて大きなものがあるのではないかと思います。従いまして、皆さん方にお願いでございますけれども、とにかく10月22日の補欠選挙、なんとしてもこの3選挙区で全力を挙げる。そして国民の皆さん方の声にわれわれが応える。そういった戦いを全党一致で取り組ませていただきたいと、このように思っております。 最後でございますが、どんなに遅くても1年3カ月以内には解散総選挙がございます。早ければ、繰り返しになって恐縮ですが10月22日。あるいは年内にもあるかもしれません。われわれが新たな社会像を示す中で、しっかりと国民に対して選択肢を示すということが、繰り返し申し上げていることではありますが、民進党ではなく、私は歴史的な使命だと、国民に対する責務であると強く感じております。 確かにわが党の支持率が低迷をしている。そして選挙が近いということで、いろんな思いを持っている方々もおられるかもしれません。しかしながら、われわれはやはり国民に対する使命を果たしていく、選択肢を示していくということが大事だと、こう考えておりますので、しっかり次の選挙でわれわれは政権交代を果たす。 この間の党大会でも申し上げましたけども、今これを言っても、多くの人たちが何を言っているんだということを私は言われると思いますが、しかしそれはわれわれの責務であるということは言い続けなければなりません。何が起きるか分からない、それがわれわれの世界ですし、またそれをしっかり起こしていくことが1人1人の皆さん方の、私は思いの結集になるんだろうというふうに思っております。 本当にまだまだ、浅学非才の身ではございますけれども、皆さん方のお力を結集して新たな船出にさせていただきたいと、こう思っております。どうか皆さん方のお力を、私にではなくて、私はOne for All、皆さん方にささげております。私のこの思いというものは皆さん方にささげておりますけれども、どうか皆さま方が国民に対する責務を果たすという1点で結束していただき、そして役割をそれぞれお果たしいただきますように、心からお願いを申し上げまして、初めてのこの両院議員総会での私の皆さん方へのお願い、ごあいさつをさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。