「トランプ氏、政敵の復しゅうに執着」vs「ハリス氏が勝てば大恐慌が来る」
米国の大統領選挙が一日後に迫ってきた中、民主党のカマラ・ハリス候補と共和党のドナルド・トランプ候補の間の形勢は薄氷だ。先月から「7大競合州」でトランプ氏がリードするようだったが、最近ラストベルト(衰退した北東部工業地域)を中心にハリス氏が善戦し、勝負えを占うことが難しい。 ハリス氏とトランプ氏は2日(現地時間)、サンベルト(日照量が多い南部地域)競合州の攻略に集中した。特に最近、主要勝負所として浮上したノースカロライナ州では、両候補とも遊説対決を繰り広げた。ハリス氏はジョージアとノースカロライナで遊説しながら「復しゅうに執着するトランプ氏はホワイトハウスの執務室に政敵リストを持って入るだろう」とし「私が当選すれば、物価を下げることをリストの最上位につけるだろう」と述べた。堕胎権問題も提起した。ハリス氏はこの日の夜、NBCの人気バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』にサプライズで出演し、自身を演技してきた女優マーヤ・ルドルフを応援する役割を演じた。3日にはラストベルトの競合州であるミシガンで遊説した。 トランプ氏は2日、ノースカロライナ→バージニア→ノースカロライナに続く慌ただしい遊説日程をこなした。トランプ氏は「カマラ氏は経済に対する理解が子どもの水準に過ぎない」として「10月の新規雇用数がハリケーンなどの影響で予想を大きく下回る1万2000個にとどまった。カマラ氏が勝てば1929年と類似した経済恐慌に近づくだろう」と主張した。トランプ氏は3日にはペンシルベニア・ノースカロライナ・ジョージアで遊説した。特に、ノースカロライナには2日に続き3日、4日の3日連続で立ち寄って総力戦を繰り広げる計画だ。最近、CNNの世論調査でハリス氏に1%ポイント遅れるなど、異常兆候が感知されているためだ。