タックル問題で日大学長が会見(全文4)甲子園ボウルVから半年で何が起きたか
アメリカンフットボールの日本大学選手による反則タックル問題で、日大の大塚吉兵衛(※)学長(73)が25日午後3時半から記者会見を行った。 【写真】タックル問題で日大学長が会見(全文5)番組ごとに同じ社が違う絵取りたがる この問題では、関西学院大学との定期戦で反則タックルをした日大の選手が22日に記者会見し、内田前監督と井上コーチから指示を受けたと訴えた。一方、内田前監督らは翌日の23日夜に急きょ会見を開き、指示を否定している。 日大は24日に反則指示はしていないとの再回答書を関学側に提出しており、これを受けて関学と被害選手の父親が26日に会見を開く予定。 (※)…「吉」の漢字は上が「土」 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】アメフト反則タックル問題 日大の大塚学長が会見」に対応しております。
「指導者と選手の理解に乖離」の見解は変わらない?
テレビ朝日:恐れ入ります、テレビ朝日『報道ステーション』、平石と申します。まず確認させていただきたいんですが、これまでの日大側として出されていた選手と指導者側に乖離があって、けがをさせる意図は指導者側にはなかったという、この見解は変わらないということでよろしいでしょうか。 大塚:今のところ、だから私からコメントはなかなか難しい。外部の委員会に任せてるということで、私からはあまりそこには口を挟む余地はなくなったというところでございます。 テレビ朝日:学長のお立場として、日大の見解はそのまま変わらないということでよろしいですか。 大塚:日大の見解って言われてもちょっと困るんですが、今その学生の言い分と、監督、コーチ側の言い分が違うという現実がございますので、そこに第三者の委員会を立ち上げて、第三者委員会にまとめていただこうという形で、今考えてると。 テレビ朝日:つまりこれまでに見解を出されているわけですね、乖離があったと。これを1回取り下げて、もう一度フラットに見直すべきなのか、見解は変わらないということなのか、この確認をさせていただきたい。 大塚:出した文書っていうのは、関西学院に出した文書というものでしょうか。 テレビ朝日:はい。 大塚:はい。ですからそれは現時点の監督、コーチ、選手、その辺をどの程度盛り込んでいるかは分かりません。第三者委員会がどう判断なさるかも今後の問題になりますので、その第三者委員会の意見を十分、慎重に受け止めて、われわれは判断せざるを得ないのではないかなということになろうと思います。 テレビ朝日:現状は変えないということでよろしいですか。 大塚:現状はそのままになっております。ただ第三者委員会が立ち上がります。それから関東のアメリカンフットボールの学生の連盟がございます。この辺の指導があるんではないかなというふうに感じております。 テレビ朝日:つまり選手本人が会見を開いて詳細を話して、それからほかの選手たちの現役の選手たちのコメント、指導者は本当のことを話していないというようなコメントがあったり、あるいは一部報道では内田前監督の音声データが流れたりもしています。こうした報道に接してられますか。 大塚:時々は見たり聞いたりということはございます。 テレビ朝日:まず早急に、その乖離が起きていたという指導。 大塚:それまで、今まではどうだったのかっていうのは、ちょっと私には信じられないようなことが起きたように感じておりますので、これがどうなっていったのかなっていうのは、ちょっとそれまでもそうやってるとはとても信じられない、というのが私の実感であります。 テレビ朝日:最後になりますけれども、学生に1人で会見をさせることになってしまった、そのことについては学長としてどう感じてますでしょうか。 大塚:非常に、そういう局面までになってしまったっていうのは、ちょっと本当に本人にとってはつらかっただろうなと思いますし、学校としてサポートできなかったと。私のほうも会見が行われるようですというので、報告を受けましたので、ちょっといろんな意味では、ちょっと申し訳ないなというのが、私の本音でございます。 テレビ朝日:報告を受けて止めなかったんですか。止めるなり何かお話をしたりという。 大塚:もうなんか、周りの環境なのかどうか、そういう状態ではなかったようなことだったと、周りの判断もそうだったと思ってるんですけども。 テレビ朝日:ありがとうございます。 司会:ありがとうございました。次の方、お願いいたします。