チェルシーはオシムヘンを獲るのをやめたほうが賢明? あるものが多すぎると指摘
プレミアリーグは半自動オフサイドを導入予定
現在、ストライカーの獲得に奔走しているとされるチェルシー。ニコラス・ジャクソンは昨季奮闘したものの、やはり決定力の高い点取り屋の存在は待ち望まれているようだ。リールのジョナサン・デイビッド、アトレティコ・マドリードのサム・オモロディオン、そしてナポリのヴィクター・オシムヘンなどの名前が獲得候補として噂されている。 [動画]31ゴールを挙げた22-23シーズンのオシムヘンのゴール集 このうちもっとも実績があるのがオシムヘンだろう。ナポリでの4シーズンで76ゴールを挙げており、22-23シーズンには31ゴールを挙げてスクデットに輝いたチームを牽引した。1億ユーロを超えるといわれる高額な移籍金はネックだが、一番計算が立つストライカーと考えていい。しかし、英『football.london』は、移籍金のほかにもオシムヘン獲得を思いとどまるべき理由があるという。 それはオフサイドの多さだ。『Whoscored.com』のデータによれば、昨季は公式戦38試合に出場して54回ものオフサイドを記録しているという。ちなみにチェルシーのジャクソンは44試合で35回、リヴァプールのダルウィン・ヌニェスは57試合で49回のオフサイドを記録している。 ちなみにここ2シーズンで数えると、オシムヘンは69試合で104回という途方もないオフサイド回数を叩き出している。それだけギリギリの駆け引きをしているということだろうが、これがエンツォ・マレスカ新監督にとって頭痛の種になるかもしれないと『football.london』は指摘した。 プレミアリーグでは24-25シーズンに半自動オフサイドテクノロジーを導入する予定となっており、早ければ9月から導入されるという。そうなれば、これまでギリギリで見逃されていたかもしれないタイミングでのオフサイドが正確に判定されるようになる。オシムヘンにとって逆風となる可能性があり、獲得しないほうが賢明かもしれないと同メディアは指摘している。
構成/ザ・ワールド編集部