Ｗ杯王者ドイツとの初戦を迎える日本。エース八村を中心に成長を見せられるか。(C)Getty Images

　日本バスケットボール界最大の挑戦が幕を開ける。 　パリオリンピックの男子バスケットボールは27日、予選グループの戦いがスタート。２大会連続、自力では48年ぶりに五輪の舞台に立つ日本代表（FIBAランキング26位）は20:30よりドイツ（同３位）との初戦を迎える。 【動画】日本が誇るNBAプレーヤー！前回の東京五輪での八村塁のプレーを振り返り 　前回の東京大会は開催国枠での出場だった日本。この時は初戦で2019年ワールドカップ（Ｗ杯）王者＆当時世界ランク２位のスペインと対戦。今回の初戦の相手ドイツも2023年Ｗ杯の王者と、奇しくも２大会連続で現世界チャンピオンと開幕ゲームで相まみえることとなった。 　なお、３年前のスペイン戦は77－87で黒星。第２クォーター残り５分半時点では26－26の同点と互角の戦いを演じたものの、そこから連続19失点を喫し、後半は追い上げ実らず敗れた。圧倒的な格上相手に善戦した初戦となったが、続く２試合ともに大敗を喫しグループラウンド敗退に終わっている。 　 　日本男子バスケ史上初の「ベスト８」を目標に掲げる今大会。初戦は昨年のＷ杯のリベンジマッチでもある。ホームの沖縄アリーナで迎えた初戦、日本は第１クォーターからドイツに11－23と走られ、前半終了時点で31－53。後半は32－28と上回ったものの、最終的にＷ杯を制する強豪相手に63－81で完敗を喫した。 　東京五輪以来の参戦となるエース八村塁、そして前回のドイツ戦を経験している渡邊雄太や河村勇輝らＷ杯メンバーを中心に、１年前の18点差をどれだけ埋められるか。 　予選ラウンドはグループ内の４チーム中上位２チーム、さらに各組の３位チームの中で成績上位２チームが決勝トーナメントに進める。もちろん勝利するのが理想だが、仮に負けるにしてもその後の得失点差勝負を考えて大敗は避けたいところ。トム・ホーバスHCの下で磨いてきたアップテンポな展開と、３ポイントの精度がカギになりそうだ。 ■男子日本代表 東京五輪結果 ※カッコ内は当時のFIBAランキング（日本は42位）。 ７月26日 vsスペイン（2）●77－88 ７月29日 vsスロベニア（16）●81－116 ８月１日 vsアルゼンチン（4）●77－97 ■男子日本代表 パリ五輪対戦スケジュール ※日時は日本時間。カッコ内は現在のFIBAランキング（日本は26位）。 ７月27日20:30 vsドイツ（3） ７月30日24:15 vsフランス（9） ８月２日18:00 vsブラジル（12） 構成●ダンクシュート編集部