今季準優勝の埼玉、日本代表SO松田力也ら退団選手を発表 堀江翔太、内田啓介ら6選手
ラグビー・リーグワンで今季準優勝の埼玉(旧パナソニック)は31日、今季をもって退団する6選手を発表。すでにシーズン中に引退を表明していたフッカー堀江翔太、SH内田啓介に加え、FW谷昌樹、SO松田力也、プロップのスリアシ・トル、ロックのマーク・アボットの計6人が発表された。 SO松田力也は帝京大を卒業後から7シーズンを埼玉で過ごし、2019、2023年W杯を経験。昨年W杯フランス大会では日本代表の正司令塔としてチームの2勝に貢献し、今季も全18試合に出場。レギュラーシーズンの得点ランクは2位と、準優勝に貢献した。松田はチームを通じて「ワイルドナイツでの8年間、楽しい思い出ばかりではないですが、悔しさも含め全て僕の大切な財産です」などとコメントした。 3季在籍したアボットは、今季もプレーオフを含む8試合に出場していた。埼玉で16シーズン、12シーズンと、埼玉一筋で日本代表でもプレーした堀江、内田の引退も正式に発表された。埼玉の今季退団選手と、コメントは以下の通り。 ◇堀江翔太 「今まで応援ありがとうございました!ワイルドナイツのおかげで成長できましたし、色んな挑戦もできました!そして応援してくださる皆さんのおかげでモチベーション高くできたと思います!本当にありがとうございました! 来年も成長したチームに期待しています!みんなで応援しましょー!」 ◇谷昌樹 「応援ありがとうございました。入団して12年間ずっと楽しかったです。優しいファンの皆様や、誇らしい同期、大好きな先輩、自慢の後輩、素晴らしいスタッフ、愉快なプレあふメンバー、皆さんと出会えて本当に良かったです」 ◇内田啓介 「改めまして今シーズンをもってプレーヤーを引退し、チームを退団することになりました。ワイルドナイツでプレーした11年は、毎日が最高に楽しい時間で濃厚なものでした。これからの僕の人生の中でもきっと一番色濃く残るパートだと思います。そう思えるのも、会社関係者の皆様、チームスタッフ、チームメイト、サポーターの皆様が共に歩んでくれたからです。本当にありがとうございました。そして、ワイルドナイツでの時間は、嬉しいこと、楽しいこと、苦しいこと、悔しいこと、色々な経験が出来ましたし、その全ての経験が僕がこれから生きていく上での教科書になっていくと思います。最高の教材をもって次の人生を歩みたいと思います。サポーターの皆さんへ、ワイルドナイツのサポーターをもう一度日本一のサポーターにしてみせると言ったのに実現できなくて本当に申し訳ありません。残ったメンバーが必ずやってくれるのでこれからも変わらず応援の方をよろしくお願い致します。お世話になりました。内田啓介」 ◇松田力也 「この度、退団することになりました。ワイルドナイツでラグビーが出来たことは、自分にとってかけがえのない時間で本当に幸せでした。今の僕があるのはワイルドナイツのおかげです。スタッフ、仲間、チーム関係者に心から感謝しています。ワイルドナイツでの8年間、楽しい思い出ばかりではないですが、悔しさも含め全て僕の大切な財産です。これからの人生にもたくさん活かしていきたいと思います。簡単な決断ではなかったですが、次のステージでも頑張ります。ワイルドナイツファンの皆さん、皆さんのサポートにいつも力を貰っていました。いつもたくさんの応援ありがとうございました。松田力也」 ◇スリアシ・トル 「5年間、ワイルドナイツには大変お世話になりました。この素晴らしいチームで多くのことを学ばせてくれたスタッフの皆様に、心からの感謝を申し上げます。ワイルドナイツで過ごした日々では、数々の貴重な思い出ができ、素晴らしい人々との出会いがありました。今シーズンをもって退団することはとても寂しいですが、これから自分と家族に訪れる新たな日々を大いに楽しみにしています。最後になりましたが、私のワイルドナイツでの5年間を特別なものにしてくれたチームメイトに、心から感謝いたします。ワイルドナイツでの思い出は、一生の宝物として大切にします」 ◇マーク・アボット 「3年間、応援してくださったファンの皆様に、心から感謝申し上げます。熊谷での生活、そしてワイルドナイツでの時間は、本当に楽しく充実したものでした。チームとして多くの成果を達成できたこと、またどの会場でも熱い声援を送ってくれた皆様に、深く感謝しています。この度チームを離れることになりましたが、ワイルドナイツで作った素晴らしい思い出を家族と共に大切にしながら、これからもワイルドナイツを応援し続けて参ります。ありがとうございました」
報知新聞社