TKO木本が投資の失敗について告白!トラブルの原因やどん底を味わって気付いたこととは
人生を振り返って反省
そして木本さんが頼っていたトレーダーがある日行方をくらますことに。後でわかったことですが、トレーダーは途中で大きな損失を出したプレッシャーから自転車操業のように投資を続け、結局立ち行かなくなったそうです。 そして、このトラブルが世間に知られるようになり、木本さんは出演番組が突然の打ち切り、さらに事務所の契約終了へとつながっていきました。 事務所の先輩だった北野は、本書の執筆にあたって自分の人生を見つめ直して気づいたことは何だったのか、木本さんに問いかけました。 木本「結局自分で気づいたのは、本当にいい格好しいというか、一番は正直言ってそこなんです。『すごい』って言われたいという一心で、こどもの頃から生きてたんです。 だから、流行りそうな曲を人よりも先に入手しては紹介して、『この曲いいやん』って広がったら大満足みたいな。これがどんどん大人になっていくと、化粧品だったり家電だったり、先に情報を得てはみんなに披露してっていう。 僕はお笑いっていう仕事をしてるので、仕事ですごいって思われないといけないのに、何かオプションの部分ですごいと思われようというのが、どんどん膨らんでいってたんですね」
どん底に落ちた時はどうすべき?
木本さんはかつて『アメトーーク』(テレビ朝日系)などで、家電芸人としてまだあまり知られていない家電製品を紹介。放送後にその家電が売れた経験が成功体験になっていました。 北野「芸人も一般社会のサラリーマンの方もそうやけど、50歳っていうのが、『確固たるものがあるか?』と思うのよね」 木本さんは今回の経験を経て、他人から「実はこんな大変な経験をして」と明かされるようになり、「大変なのは自分だけではない」と知ったこと、そして「相方の木下隆行とまたコントを作る気持ちに戻せたのがありがたいこと」と語りました。 一方で北野も50代で謹慎となった経験を持ちます。その時に学んだのは「運気が落ちている時は、何をやっても負のスパイラルに陥る」とのことで、当時行っていた投資や経営は裏目に出ていたと振り返ります。 その意見に納得した木本さん、最後に北野から「これからTKOは面白くなると思う」とエールを贈られました。 (岡本)