中国軍高官を「重大な規律違反」で調査、国防相調査報道は否定
[北京 28日 ロイター] - 中国国防省の報道官は28日、軍の最高指導機関、中央軍事委員会の苗華政治工作部主任が停職となり、「重大な規律違反」で調査を受けていると明らかにした。詳細は不明。 中国人民解放軍は昨年から反汚職キャンペーンを実施している。米国防総省は2023年10月に出した中国軍に関する報告で、苗氏が、習近平中国国家主席が福建省の要職だった際に同省に勤務しており、福建省時代からつながりがあるとの見方を示した。 国防省報道官は、董軍国防相が汚職の疑いで調査の対象になっているとの英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の報道は「でっちあげ」と否定した。董氏は、7カ月で解任された李尚福前国防相の後任として23年12月に就任した。