<滅相も無い>加藤拓也監督・脚本のSF群像劇 上白石萌歌、窪田正孝、堤真一らキャスト9人発表 4月期「ドラマイズム」でスタート
俳優の上白石萌歌さん、窪田正孝さん、堤真一さんがMBS・TBS深夜の「ドラマイズム」枠で4月16日から放送される連続ドラマ「滅相も無い」に出演することが明らかになった。演劇的手法と映像的手法をミックスした斬新な群像劇ドラマで、中川大志さん、染谷将太さん、森田想さん、古舘寛治さん、平原テツさん、中嶋朋子さんも出演する。併せて、ビジュアルも公開された。 【写真特集】映像&舞台&SF&アニメの融合 “教祖”堤真一と悩める8人の信者、写真を一挙掲載!
物語は、日本に七つの巨大な穴が突如現れることから始まる。ビルより巨大な穴、雲を突き抜ける穴、都会の真ん中に現れた穴……。混乱し、さまざまな調査が行われたが、穴の正体はわからないまま。やがて人々は、穴とともに暮らし始めた。穴に入る者も多く存在したが、しかし、帰ってきた者はまだ誰もいない。
やがて「穴の中には救済がある」と説き、穴を神と崇める小澤(堤さん)が登場。小澤を教祖とする団体の8人の信者たちがリゾート施設に集まる。小澤が主張するルールでは、穴に入る前に「なぜ入ろうと思ったか」を話し、記録しなければならない。そして打ち明けられる8人のひそやかな人生の断面。打ち明けた先で、彼らがたどり着く未来とは……。
中川さんは幼い頃から怒り方がわからない20代の大学生・川端、染谷さんは小学生の頃の初恋の女性との再会を重ねる30代の菅谷、上白石さんはバイト先のオルゴール記念館で不思議な体験をする20代の松岡、森田さんは両親は日本人だが英国で生まれ育った21歳の青山、古舘さんは司法試験に落ち続け家族から無心している54歳の渡邊を演じる。
平原さんはSNSビジネスで成功するが大手ホテルから不当な扱いを受ける40代の起業家・真吾、中嶋さんは高校時代に交際した同級生が行方不明で音信不通になった50代の井口、窪田さんは小学生の頃、祖母の家で夢と現の境がわからなくなる経験をした30代の岡本を演じる。
監督・脚本を務めるのは加藤拓也さん。第67回岸田國士戯曲賞、第30回読売演劇大賞・演出家賞部門優秀賞を受賞。世界を変える30歳未満として「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」にも選ばれた。今作は加藤さんが初めて連続ドラマで全話脚本・監督に挑み、演劇と映像を交差させた完全オリジナル作品となる。