<滅相も無い>加藤拓也監督・脚本のSF群像劇 上白石萌歌、窪田正孝、堤真一らキャスト9人発表 4月期「ドラマイズム」でスタート
信者8人の会合シーンはロケーション撮影が行われた一方、それぞれの人生は全てスタジオセットのみで語られる。両親や友人など、語り手の人生にまつわる登場人物は、6人のスタジオキャスト(秋元龍太朗さん、安藤聖さん、鳥谷宏之さん、中山求一郎さん、宮田早苗さん、安川まりさん)が全話を通して出演。約150もの役をこなし、セットチェンジ、早着替えもスタジオキャストが映像内で行うという、編集に頼らないリアルタイムでの場面転換を試みた。
劇伴音楽を担当するロックバンド「UNCHAIN(アンチェイン)」はスタジオセットで実際に本人役として出演しキャストの芝居に合わせた音楽を奏でる。オープニングはイラストレーター・若林萌さんが担当するなど、各界の新鋭クリエイターが集結した。
ドラマイズム「滅相も無い」は4月16日からMBSで毎週火曜深夜0時59分、TBSで毎週火曜深夜1時28分に放送される。全8話。
キャストと監督のコメント全文は以下の通り。
◇中川大志さんのコメント
SFとリアルが混在し、現実と非現実の境目が分からなくなる、この作品の世界観に惹(ひ)き込まれ、自分も是非参加したい。と胸が高鳴りましたが、その繊細で絶妙なラインを表現することは、僕にとって簡単ではありませんでした。加藤さんからいただく言葉の中にあるヒントを少しも逃さぬよう、そして巧みな共演者の皆様に飲まれぬよう、必死に過ごした時間はとても濃密で、ヒリヒリしました。
◇染谷将太さんのコメント
苦しかったり、苦かったり、つまづいたり、浮き足立ったり。人類の四苦八苦を見事に加藤拓也氏が一つの箱に閉じ込めて、それを穴へ突っ込んでくれました。このドラマの出来事は、皆さんの人生の中には無さそうに感じつつも、いや?これはなんか心のひだに触れてくるぞ? いや?これはもはや自分の事か?という物事が繰り広げられています。そのたくさんの匿名性がある感情に浸っていただけたら、とても有意義な時間を加藤氏からもらえるのではないかなと思っております。何せこのジェットコースターのようなリズムを感じてもらい、たくさんのモノを感じて頂きたいと願っております。