【写真：Getty Images】

　サッカー日本代表は現地時間10日（日本時間11日3:00キックオフ）、FIFAワールドカップ26アジア最終予選（3次予選）グループC第3節でサッカー日本代表と対戦する。今回対戦するサウジアラビア代表を率いる指揮官はどんな人物で、これまでの成績はどんなものだったのだろうか。今回は、同チームの監督を紹介する。 【画像】サッカー日本代表、サウジアラビア戦の予想フォーメーションがこれだ！ 　サウジアラビア代表を率いるのは、イタリア人の名将ロベルト・マンチーニ監督だ。2014~16年にインテルで2度目の指揮を執っていた当時に長友佑都を指導していたこともある。 　マンチーニ監督は2001年2月にフィオレンティーナで監督としてのキャリアをスタートさせた。その後、ラツィオの監督を経て2004/05シーズンにインテルの監督に就任し、2005/06シーズンからセリエA3連覇を成し遂げる。結果的にUEFAチャンピオンズリーグ（CL）で結果を残せず解任となるが、2009年12月にマンチェスター・シティの監督に就任する。 　シティでは2011/12シーズンでマンチェスター・ユナイテッドに勝ち点8差をつけられる時期があったものの、最終節のQPR戦で逆転勝利を収め、プレミアリーグに移行してからは初となる44年ぶりのリーグ優勝を果たした。その後、ガラタサライ、インテル、ゼニトを経て2018年5月にイタリア代表の指揮官に就任となった。 　UEFAユーロ2020ではイタリア代表を53年ぶりの優勝に導く。しかし、カタールW杯の欧州予選でプレーオフに回り、1回戦で北マケドニア代表に敗北を喫してW杯出場を逃した。それでも、イタリア代表指揮官を続投したが、2023年8月に契約満了を前に辞任している。そして、同月にサウジアラビア代表の監督に就任した。 　サウジアラビア代表監督に就任してからコスタリカ代表、韓国代表に敗れて2連敗。また、2023年11月のパキスタン代表戦から4連勝を果たすが、アジアカップ2023・ラウンド16でまたも韓国代表に敗北を喫した。アジア最終予選の初戦であるインドネシア代表戦は1-1のドローとなったが、第2戦のアウェイでの中国代表戦で2-1の勝利を収めている。 　マンチーニ監督は最終予選の2試合で3-4-2-1を採用。同じフォーメーションを採用する日本代表とはミラーゲームとなるだろう。サウジアラビア代表は日本代表に対してホームで強さを見せているだけに、名将が指揮するチームは侮れない。