[ワルシャワ ２２日 ロイター] - ポーランドのシコルスキ外相は２２日、ロシアが破壊工作などをしている疑いがあるとしてポーランド西部ポズナンのロシア領事館を閉鎖すると発表した。 国営ロシア通信（ＲＩＡ）は、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官がこの決定について「さらなる敵対的な動きだ」と批判し、ロシアが「痛みを伴う」報復をすると話したと報じた。 ポーランド側は、ロシアが侵攻したウクライナへの軍事物資輸送のハブ（拠点）としての役割をポーランドが担っているため、ロシアのスパイ活動や破壊行為、放火の標的になっていると説明した。 シコルスキ氏は、２２日夕のポーランド公共放送局のチャンネル「ＴＶＰインフォ」のインタビューで「わが国が大使を追放すれば、もちろん彼ら（ロシア）も同じことをするだろう。これはまだ起きていないが、破壊工作が続けば、その可能性は否定できない」と語った。 シコルスキ氏は２２日午後に報道陣に対して「外相として、私はポーランドと同盟国での破壊工作の背後にロシア連邦がいるという情報を持っている」とも説明していた。